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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

新聞を取らない人にチラシを読んでもらう方法

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若者を中心に新聞を定期購読しない家が増える傾向にあります。新聞を取らなくても、ニュースはテレビやニュースサイトがあるので困りません。ただ、新聞といっしょに届けられる折り込みチラシが入手できなくなると、近所のスーパーの安売り情報がわからなくなる等、不便なことがあるかもしれません。チラシを発行する側としても、この層に最初からアクセスできないのは損失です。

リクルートの「タウンマーケット」をご存知でしょうか。

タウンマーケットは、テレビ番組表と地域のスーパーや家電店のチラシが毎週金曜日に届く仕組みです。会員登録は無料で、入会金・年会費・退会費用など一切かからない無料のサービスです。テレビ番組表に載せる広告収入とチラシを同封する手数料が、リクルートのビジネスになっていると思われます。

現時点では、横浜市・川崎市・町田市・相模原市に限定したサービスです。どんなものが届くのか興味を持ったので、申し込んでみました。

1月29日に届いた最新号では、1週間分のテレビ番組表といっしょに以下のチラシが入っていました。

  • 不動産仲介業 2
  • 英会話スクール 1
  • 家電量販店 1
  • マンション・賃貸など住宅関連 3
  • 百貨店・スーパー 2
  • 靴・衣料品等 3
  • 保険 2
  • ホームセンター 1
  • 国内旅行 2
  • 飲食店 1
  • 食品宅配 1
  • 健康食品 1

始まって間もないサービスの割には大手企業が多く、内容も一通り揃っているようです。ただ、食品スーパーのチラシは入っていませんでした。食品スーパーは週の前半と後半の2回チラシを出すため、週1回のタウンマーケットの仕組みに乗りにくいのかもしれません。

お試しのつもりで登録してみたタウンマーケットですが、日経新聞のテレビ欄にアナログ用Gコードがなくなったことで、我が家ではタウンマーケットのテレビ番組表の価値が急上昇中です。このあたり、Gコード難民にも受けそうです。

この先、新聞を取らない層がさらに増えると、タウンマーケットのような仕組みが普及するのかもしれません。リクルートの目の付け所の勝利になるでしょうか。

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