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植物は不安にならない

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年末の大掃除で庭の手入れをしました。木が4,5本植えてあるだけの30㎡ほどの小さな庭ですが、夏の間に伸びた枝を剪定して、雑草を抜いて、溜まった落ち葉を集めたら、かなりの運動になりました。体が筋肉痛です。

葉が全部落ちた庭木の枝をよく見ると、すでに芽が出ていることに気がつきました。すっかり枯れたように見えても、実は来春に向けて準備しているのですね。

今年の年末は、経営者、正社員、契約社員、派遣社員など、それぞれの立場で何かと不安な事が多いと思います。私も来年の売上や自分と家族の健康など、不安の種は多いです。

ここで考えてみると、不安とは、将来起きるかもしれない悪い事が原因です。すでに起きてしまった過去に対して不安になることはありません。それでは将来は予想できるかを考えると、ある程度計画できることはあっても、すべてを予想するのは無理です。つまり、本当に起きるかどうかわからない悪い事をあれこれ考えることが、不安につながるのだという結論になりました。

冬が来れば、植物は葉を落として寒さに備えます。それと同時に、春が来ることを信じて、芽を出す準備をします。愚直とも言えるくらい、揺るぎがなく正直です。

人間は不幸にして"頭がいい"ために不安になるようです。

どうなるかわからない、考えても結論が出ないことを悩んで堂々巡りをするよりも、春が来た時に備えて準備をしておこうと思います。

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