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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

ガソリンスタンドのY2H問題

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ガソリンの小売価格が180円を超えました。卸値がさらに10%上がると1リッター200円を超えそうです。

これまでガソリンの値段は、100円以下になることはあっても200円以上になったことがありませんでした。このため、ガソリンスタンドにある価格表示板で、200円台を表示できないところが全体の1割あるそうです。電光式や回転式の価格表示板は変更作業が必要になります。

ジャパンエナジーだけでも対応が必要なものが約300あり、変更作業に約2億6千万円かかるとのことです。ただでさえ経営が厳しい業界にとって、余計な費用がかかるY2H問題(2 Hundred Yen)発生です。

たかが(あえて、たかがと言わせていただきます)、価格表示を200円対応にするだけで、これだけの費用がかかります。国の標準時を年に2度も動かすサマータイムにITシステムを対応させるために、どれだけの費用と手間がかかるでしょうか。サマータイム推進派の方によく考えていただきたいところです。

サマータイムに反対だ、ともう一度言っておきます。

このエントリはジャストシステムのxfy Blog Editorで書いています。

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