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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

続:自家用車をやめてみました

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休日向けの小ネタのつもりでアップした「自家用車をやめてみました」に予想外に多くのコメントをいただき、また、妹尾さんには休載宣言直後にもかかわらずエントリーで取り上げていただきました。

いろいろな見方や立場があるかと思いますが、もう少し書いてみたいと思います。

私が自家用車をやめたのは、車を持つことのメリット(利便性、生活必要性、趣味性)とデメリット(経費、手間)と比較し、他の手段(自動二輪、レンタカー、タクシー、電車・バス)で代替できるという結論になったからです。

nrpskさんのコメントにある

> ただリソースの自己所有をやめてみるだけなのだと考えればレンタルビデオ同様、
> 何も難しいことではないのですから

という言い方がぴったりします。

これは全く個人的な判断であり、社会や環境のことを深く考えたからではありません。また、他の方にお勧めや強制するつもりもありません。

妹尾さんが的確に指摘しておられますが、

> 頻繁な利用と家族の事情と「これを持っておきたい」という所有欲

が今の自分にはないだけです。

この先、交通不便なところに転居することがあれば、また車を買うでしょう。私は自家用車は趣味であってもいいと考えます。もし凄く気に入った車が発売されれば、買って乗らずに駐車場に飾っておくのもアリだと思っています。(そこまで気に入った車なら、用がなくても乗り回すでしょうけど。)

自動車産業は、IT産業とは比べものにならないくらい裾野の関連企業が多い日本の基幹産業です。私の友人にも自動車メーカーや販売会社で働いている人がいます。車を持たない人ばかりになると、友人の生活に影響が出ることになります。

自動車メーカーに言いたいことが、1つだけあります。それは「欲しい車がない」ことです。

今、普通に買える価格帯の国産車で、中年の夫婦二人の生活に似合う(と勝手に思っている)2ドアクーペの選択肢がありません。以前は、ホンダだけでも、プレリュード、アコードエアロデッキ(正確には3ドアかも)、アコードクーペ、レジェンドクーペがありました。最近はセダンやミニバンばかりです。

現行の車から選ぶならば、日産のフェアレディーやスカイラインクーペが自分の気持ちに近いのですが、ホンダファンの私としては、ホンダの車を買いたいのです。家の近くの駐車場で最終型のプレリュードを見かけます。今でも十分通用するデザインで、これが新車で売っていれば欲しいです。

クーペは数が売れないからとかあるかもしれませんが、似たようなミニバンばかり出していたのでは、国内新車販売台数が前年割れになっても仕方ないのではないでしょうか。

ホンダや他の自動車メーカーには、買った人がこだわりを持てる車を開発していただきたいですね。

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