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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

幹事支援サービスを使ってみました

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そろそろ忘年会が気になる季節です。幹事になる人は場所探しに頭を悩ませることでしょう。

先日、25人規模の宴会の幹事をやりました。

今回は少し変わったお店はないかということで、ある飲食店紹介サイトの幹事支援サービスを使ってみました。サイトで、日時、人数、希望などを入力すると、それを見た飲食店から提案メールが届くというサービスです。

果たしてその結果は?

下のグラフは、依頼を出した日を1日目とした提案メールの件数(お店の数)です。

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曜日の関係か4日目にも山がありますが、最初の数日が山場であることがわかります。顧客は数日で決めてしまうことが多いと思います。なるべく早くメールを送る方が成約の可能性が高いでしょう。

ここで突然ですが、ダメダメワースト3の発表です。

第3位 7日以上過ぎてメールを送ってくる
一週間過ぎると、すでに決めてしまっているのではないでしょうか。この店はなんのためにこのサービスを利用しているのか疑問です。今回は無理でも名前だけ覚えてもらってまた次回に、という作戦なのでしょうか。

第2位 希望した条件を全く無視したメールを送ってくる
立食形式の希望に対して、掘りごたつを売りにして来た店がありました。こちらの意表をついた大胆な提案とも思えず、即却下です。

第1位 メールの本文に全くの別人の名前を差し込んで送信してくる
善意に解釈してもコピー&ペーストの使い回しです。顧客の個人情報管理という点でも問題ありです。これなら、名前を入れない方が良いです。不愉快なので、こちらも即却下です。

数日間様子を見て、候補の絞り込みに入りました。

まず、サイトの写真の見た目で、こちらの期待する雰囲気と違うように思われるお店は候補からはずれました。

次は料理の内容と価格です。あまり個性的な料理で好き嫌いが出ても困ります。特徴のありすぎるお店は消えました。また、あまりに個性のなさすぎの料理のお店も止めました。

その結果、メールが来たのが早く、写真でみた感じでは雰囲気も良さそうな数店が残りました。慎重を期して、予約する前に下見に行ってみる事にしました。

実際、行ってみると…

店の外からのぞいて、イメージとのギャップあり過ぎでそのまま引き返したのが2店。
入ってみたもののダメだと思って早々に退散したのが1店。

いや、どれもサイトで見た感じは良さそうだったんですけどね。

今回の仮説:
「返信が早い店は、客が少なくてスタッフが暇である。本当に流行っていて客が多い店は、幹事支援サービスを利用する必要がない。」

この仮説は正しいのかどうか、わかりません。

結局、今回は以前から知っていたお店で開催したのでした。

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