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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

ビックカメラのポイントをヨドバシカメラで使う

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ヨドバシカメラとビックカメラは、首都圏ではおなじみの大手カメラ量販店です。カメラ屋というよりは総合家電販量販店と言った方がわかりやすいでしょう。

どちらも買い物をした時に後日使えるポイントが付くサービスをやっています。当然ですが、ポイントはそれぞれのお店でしか使えません。

先日、ある人から「ビックカメラのポイントをヨドバシカメラで使う」裏技を教えていただきました。

  1. ビックカメラで発行しているクレジットカード「ビックカメラ Suicaカード」を用意して、このカードでビックカメラで買い物をします。
  2. 貯まったポイントをビックカメラ.comでSuicaにポイント交換します。
  3. JR東日本のATM「VIEW ALTTE」で交換したポイントをSuciaにチャージします。
  4. ヨドバシカメラで買い物してSuicaで支払いします。

以上で、ビックカメラのポイントをヨドバシカメラで使ったことになります。

この方法は、ビックカメラ Suicaカードの申込やその他の手間がかかるため、誰にでもお薦めできるものではありませんが、おもしろいと思いました。ビックカメラのSuicaへのポイント交換は、等価交換(1,000ポイント=Sucia1,000円分)というのがうれしい所です。

買い物をする側から見れば、特定の企業でしか使えないポイントよりも、現金に近い使い方ができるSucia/PASMOチャージの方が利便性が高いです。

ビックカメラはポイント交換の際に、Suicaに手数料を払っていると思われます。今回の話では、自社で出したポイントを他社で使われたビックカメラが損をしているようにも見えます。でも、今後はSuciaチャージできるからヨドバシではなくビックで買う、という顧客が増える可能性があります。

もともと顧客を他社に行かせないために始まったポイント制度ですが、「損して得取れ」のようなやり方もアリだと思います。

Edyでタクシーに乗ると自動割引のようなサービスも始まっています。電子マネーを使った顧客サービスプログラムから目が離せません。

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