オルタナティブ・ブログ > てくてくテクネコ >

顧客サービスとITのおいしい関係を考える

見えないものは存在しない?

»

Googleアースが便利になってきました。

日本語版サービス開始当初は日本のランドマークはほとんど登録されていなくて、上空からの写真を見当を付けながらたどっていく程度のことしかできませんでした。
最近は、駅、郵便局、学校などの公共施設だけでなく、ガソリンスタンドやレストランまでシンボルで表示されるようになって充実してきました。シンボルを全部表示させると、地図が埋め尽くされて見えないくらいです。さらに、同じウインドウでGoogleで検索した文字情報や普通の地図も表示できるようになって、普段使う地図としても充分なレベルになりつつあります。

ただ、便利になる一方で、少し怖いところもあります。

近所のレストランを選択すると、モスバーガーが表示されます。実は道路の反対側にフレッシュネスバーガーがあるのですが、こちらは表示されません。Googleマップだけ見ていると、そこにフレッシュネスバーガーがあることが見えないのです。これは、Googleのローカル ビジネス センター リスティングに登録されている企業・店舗が表示される仕組みだからです。

今はローカル ビジネス センター リスティングの登録は無料ですが、この先もずっと無料なのでしょうか。将来、Googleのサービスが一般生活に欠かせないインフラになった時に、いきなり高額の広告費が必要になって、その費用が払えない企業は地図にも検索結果にも表示されない=事実上存在しない、なんてことにならなければいいのですが。

インターネットの検索を米国の民間企業1社に依存することは、将来大きなリスクになる可能性があります。

これまでも中国語版Googleでは「天安門」などのキーワードがヒットしないという話がありました。他にも何らかの事情でGoogleでサイトがヒットしないということが起きています。「Google八分」という言葉もできたようです。

経済産業省では2006年より情報大航海プロジェクトという名前で、大量の情報の中からユーザーが求める情報を的確に検索・解析する共通技術の開発を進めています。特にGoogle対抗を意識したものではないとのことですが、Google以外の選択肢を持つという意味で日本独自の技術を確立してすべきと思います。

Comment(2)