22. なるほど!逆転の発想
ブロガー仲間である坂本史郎さん(残念ながら直接お会いしたことはありませんが)が、非常に面白い記事を投稿していらっしゃいました。
「迷惑をかけられた側が罰金を払う」
実際に効果があったようです。
これはすごい発送! いや、発想!
発送、と言えば、郵便なんか最初は「郵便物を受け取った側が料金を支払う」形態だったんですよね。で、受け取り手が料金を払わない(=郵便物を受け取らない)事態が多発して、送信者側が料金を支払う形式に変わったのだとか。今では送信者側が料金を支払うのが当たり前ですが、当時としては逆転の発想だったんでしょうね。
テレビ番組を見る人が受信料を払うのではなく、スポンサーがテレビ局にお金を出して見る側はタダでテレビ番組を見る、というのも、最初は逆転の発想だったのかも。そう考えると、コンテンツを利用する側ではなくスポンサーがお金を払う Google のビジネスモデルは、実は古くからあったのですね。
この「逆転の発想」ってのは、言うは易し行うは難しです。 私も色々考えるんですけどね。難しい。
部屋に入ったら電気をつけるのではなく、部屋に入ったら電気を消すのはどうか? レストランで、料理の代金を料理店が決めるのではなく顧客が決めるのはどうか? 何かを「使ったら補充する」のではなく「補充してから使う」のはどうか? 社長が部下に指示をするのではなく、部下が社長に指示をするのはどうか? 消せば消すほど紙が汚れる消しゴムってのを作ったら売れるか?
などなど・・・ 顧客が代金を決めるレストランってのは実在するそうですが、他のアイディアはまだまだ。だいたい30個ぐらい考えたらひとつはマシなものが出てくるかな?
あ、ちなみに、坂本史郎さんのブログに出てきている田中淳子さんは、私の前の会社の大先輩。私がまだ新入社員だった頃、新入社員研修を受け持ってくれた人でもあります。