経済産業省「未来人材ビジョン」の「若手に期待する力」にちょっと突っ込む
経済産業省「未来人材ビジョン」。もうお読みになりましたか?
私界隈では、SNSで結構話題になっていました。
これから社会がこうなるし、こういう人材が必要だから、教育も変えないとね、という内容で、そうだね、わかるよ、そうだよね、とうなずきまくれる資料ではあります。
たった1か所突っ込むとしたら、P.16です。
***ここから引用***
次の社会を形づくる若い世代に対しては、
「常識や前提にとらわれず、ゼロからイチを生み出す能力」
「夢中を手放さず一つのことを掘り下げていく姿勢」
「グローバルな社会課題を解決する意欲」
「多様性を受容し他者と協働する能力」
といった、根源的な意識・行動面に至る能力や姿勢が求められる。
***ここまで引用***
⇑ここです。
「若い世代に対しては」だけじゃないよねぇ、と思った次第。
常識や前提にとらわれるのは、中高年にも多いですし、
夢中になれることをもう忘れちゃったよ、という中高年もいるでしょう。
ローカルに生きていたり、多様性を受け入れられないという人もいたり、
本当に中高年だって、ここに書いてある「意識・行動面に至る能力や姿勢が求められる」はずです。(私自身のことも含めて自省的に書いております)
少なくとも、若い世代の足を引っ張らないようにしなければなりませんよねぇ。
・・・
それにしても、この資料、
「外国人から選ばれない日本」
とか、
「個人も学ばないけど、企業も人材投資しない日本」
とか、
色々辛口で面白いです。(面白がっている場合ではない)
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音声配信Voicy「人材育成応援ラジオ」、2週目に入り、順調です。
本日7月12日(火)は、この「未来人材ビジョン」についてブツブツ語ってみました。
「読まなきゃなぁ、でも、面倒だな、いつか読もう」と思っていた方にはまず音声でポイント押さえていただき、その後、勇気を出して「えいや!」で資料を見てみてください。
図表が多く、フォント、大きいのであっという間に読むことができます。
「人材育成応援ラジオ」、オルタナブログから飛んできてくださる方もいらっしゃって、大変ありがたいことです。
だんだん慣れてきたので、Take1か2で配信できています。