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Google Cloud Next!を見てきました!!そこにはGoogleの強いAIに対する意気込みがあった!!

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こんにちは。

先日、東京ビッグサイトで開催されていたGoogle、すなわちアルファベット社主催の「Google Cloud Next」を見に行ってきました。


1. Googleのすごさ

とにかく今、Googleといったら、大手テック企業としてだけでなく、AIに関しても最先端を走っているトップ企業です。日本のIT企業などと比べても、その投資額が桁違いです。


アルファベット、4-6月最高益 AI過剰投資 株価冷やす
(2026.7.24 日本経済新聞)

このニュースの中では、好業績なこともあり、2026年の設備投資を2050億ドル(約33兆円)に増やすと発表しています。もちろん中身は、前回記事にしたAIデータセンター整備が中心です。
33兆円ですよ!みなさん。

例えば国内IT大手のNECが年間2500億円、日立製作所が年間5000億円弱なので、すでにそうした企業よりも2桁ほど大きな投資をしているわけです。

今回の「Google Cloud Next」は、そんな世界最先端のGoogleが提供するAI関連のイベントなのです。


2.「Google Cloud Next」開催概要

さて「Google Cloud Next」は以下のような期間、場所で開催されました。

2026 年 7月30日(木)、31日(金)
会場:東京ビッグサイト 南展示棟、会議棟
主催:グーグル・クラウド・ジャパン合同会社

主催は本国アルファベットでなく日本法人のようですね。

公式からの開催概要を付けておきます。

「生成 AI の活用は、単なるタスクの自動化から、自ら思考し行動する「Agentic AI(自律型 AI エージェント)」へと急速に進化を遂げています。
この自律型 AI がいかにして業務プロセスを刷新し、具体的なビジネス成果をもたらすのか。その最前線と実装ストーリーを体感できる【Google Cloud Next Tokyo 26】を今夏、開催します。」

ちなみに開催のスローガンとしては次のようです。
「革新的なアイデアを、AIで実現しよう」

このようにGoogleのAIエージェントを紹介しながら、すでにGoogle Cloudを導入している企業の成果事例を発表していく場であるようです。


3. 訪問レポ(セミナー参加)

まず入口で、最近のイベントでは常識となっている、自分のQRコードが記載された紙のプレートを印刷します。
そしてそれを入館証兼、名刺代わりとなるように胸から下げます。

私はまずカンファレンスを一つ予約していたので、ブレイクアウトセッションに向かいました。
私が今回予約したセッションは次のようなものです。

「グリーとカプコンが語る、開発を劇的に変えるGemini活用とエンタメの未来」

ファシリテーター
・白川 哲也 氏(Google Cloud Japan Gaming 営業部 部長)
・村上 大河 氏(Google Cloud Japan カスタマー エンジニア マネージャー)

登壇者
・大久保 将 氏(株式会社グリー 開発本部 本部長)
・井上 真一 氏(株式会社カプコン CS 第二開発統括 システム基盤部 部長)

こちらのセッションを見たいと思った理由は、ゲーム業界を今ウォッチしているので、そこでのAI(Gemini)の使い方に興味があったためです。

まずセッションが始まる前に驚いたのが、この会場ではブレイクアウトセッションが同じ時間に9つ開催されているのですが、このうち私が見たセッションを含む5つのセッションは、個室ではなく大広間で同時に行われるのです。
つまり、セミナースクリーンとステージがセッションの数だけ横に並んでいて、その前に並べられた椅子にセッションのリスナーが腰掛けます。
そして、事前に入口で渡された、セミナーの音声を切り替えるチャンネルデバイスとイヤホンで視聴するスタイルになっています。

今回私はセッション2でしたので、イヤホンを着け、デバイスでチャンネル2を選択して視聴しました。
我々の両隣には、それぞれセッション1とセッション3のリスナーがいて、隣のスクリーンを見ながら別の音声を聞いています。
こうした、複数のセミナーを一つの場所で同時に開催する方法は、初めて体験しました。
確かにこの方法でも、目の前のスクリーンと登壇者だけを見ていれば、周りはあまり気になりません。

運営側としても9つの会場を作る必要がないため、ビッグサイトのような大型のスペースでは、こうした方式がすでに主流になっているのでしょうか。

それでは、セミナーの内容を少しご紹介します。


◯はじめに:どこにAIを使用しているか?

大久保さん:
開発、運用の効率化のために使用。今までやりにくかったところを効率化して、クリエイティブを優先できるようにAIを使用している。

井上さん:
優秀なクリエイターがたくさんいるので、クリエイティブ面には使用していない。テストの自動化や、資料共有の部分に使用している。
昔よりゲーム開発が長期化したことや、大人数になったことに伴うコミュニケーションなどの負担を減らすために活用している。


◯AIをゲーム開発に導入したキッカケ、狙いは?

井上さん:
ゲームは定価が決まっているが、開発費は指数関数的に伸びているため、開発数を増やさないといけない。
現状は、何億本も売るか、コストを圧縮するかの二択になっている。
AIをそのまま使用してもらうのではなく、社内ツールに組み込みながら、面倒な部分をやらせて生産性を上げている。

大久保さん:
とにかくゲームを長く遊んでほしい。コンセプトや世界観を受け継いでいけるように、ナレッジシェアの部分でAIを活用している。


◯AI導入にあたっての最大の課題は?

井上さん:
AI大好き勢と大嫌い勢がいること。課題は社内の人間。

大久保さん:
これまで貢献してきてくれたクリエイターさんをどうリスペクトしながら、AIを使って工程を変化させていくかが課題。AI活用では、トップとボトムに挟まれた中間層が、どうちょうど良くやっていくかが課題。


◯生成AIで大切なことは?

井上さん:
現場感の分かる人も含めて、しっかりAI活用について協議することが大切。周りから見てどうこうではなく、そのチームの問題は、そのチームの問題として解決する。

大久保さん:
何の問題を解決するためにAIを使うのかを、まずちゃんとコミュニケーションすること。AIを使わずに解決できることもあるため。


◯シャドーエージェントについては?

大久保さん:
シャドーエージェントについては、制限しても意味がない。セキュリティ上のルールは守る必要があるが、本当は自由に使ってもらって、モニタリングしたらよい。


◯ゲーム体験、ゲーム開発の未来について

井上さん:
面白いと感じることは時代によっても変化し、地域性などもある。だからこそ、有用な技術を使っていく。
最小限のコストで最大限の効果を出す。AIや他の最新技術もしっかり活用していく。

大久保さん:
インターネットの普及、クラウドの普及、そして今のAIの普及がある。クラウドが普及した時のように、AIの普及でもコスト問題が出てくると思う。半年後にどうなっているか。
ユーザーに楽しんでもらうためにも会社の利益は必要なので、使い方を工夫しながらAIを導入していく。


4. 訪問レポ(Expo参加)

さて、セミナーを視聴した後に会場のフロアを降りると、そこが「Expo」と呼ばれる、各企業のブースが出展しているエリアとなります。

結構な数のビジネスパーソンが見に来ていました。酷暑ですからスーツの人は少なく、どちらかというとカジュアルな格好の方が多いですね。
今回のイベントはやはりBtoBがメインですので、IT系の営業やエンジニアの方がほとんどかと思います。

まず面白かったのが、さすがGoogleが主催しているからなのか、結構マスコットが展示されているブースがあったことです。
・スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエスト』の巨大スライム
・リクルートのスーモくん
・TBSのピンクのぶたのキャラクター「BooBo」

上記3社について少し補足します。

まずスクウェア・エニックスは、2026年7月30日から8月9日まで渋谷・原宿エリアで、「Google Gemini」を使ったリアルRPGイベント「ジェミニクエスト」を開催していました。今回の巨大スライムの展示も、そのイベント絡みだと思います。

次にリクルートの物件検索サイト「SUUMO」ですが、ユーザー向けに「Google Gemini」を使って「SUUMO」の高度な物件検索ができるようです。
また、リクルート社内では「Gemini for Google Workspace」など、AIを業務に活用していることでも知られています。

最後にTBSですが、人気ドラマ『VIVANT』の制作に、なんと「Google Cloud」や「Google Gemini」が使われたということです。


5. 訪問レポ(Expo参加(Google))

「Expo」会場内で入口近くにあり、一番目立つブースは、主催のGoogleのものでした。
Googleブースでは、以下のようなカテゴリーの展示が行われていました。

事例の森
Industry Hub
Google Maps Platform
Security
Google Workspace
AI Innovation
Data
Application & Infrastructure
Developer
Others

特に「事例の森」と名付けられたエリアでは、企業が「Google Gemini」などを実際に活用した事例を紹介するミニセッションが行われていました。
本田技研工業、東京エナジーパートナー、伊藤忠商事、NTTドコモ、JA共済、JALグループ、テレビ朝日など、錚々たる企業の実例を聞くことができました。


6. 訪問レポ(Expo参加(その他))

そしてGoogleエリアの外には、協賛企業となるスポンサーブースが出展されていました。
出展企業には、以下のように国内の名だたる企業が名を連ねています。
以前訪問した「AI博覧会 Spring 2026」よりも、よほど大手の企業が参加しているようでした。

【ダイヤモンド スポンサー】
合同会社デロイト トーマツ
アクセンチュア株式会社
株式会社NTTデータ
株式会社野村総合研究所
KDDIアイレット株式会社
株式会社日立製作所
クラウドエース株式会社

【プラチナ スポンサー】
ソフトバンク株式会社
丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社
株式会社電算システム
日本電気株式会社
株式会社G-gen
ジーアイクラウド株式会社
Datadog Japan合同会社
KDDI株式会社

【ゴールド スポンサー】
株式会社ブレインパッド
SCSK株式会社
株式会社Box Japan
日本オラクル株式会社
NTTインテグレーション株式会社
株式会社スリーシェイク
Dentsu Japan
エヌビディア合同会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
株式会社システムサポート
Wiz Cloud Japan株式会社
株式会社サテライトオフィス
株式会社博報堂
ServiceNow Japan合同会社

【シルバー スポンサー】
PingCAP株式会社
Okta Japan株式会社
株式会社grasys
HashiCorp, an IBM Company
富士ソフト株式会社
データブリックス・ジャパン株式会社
株式会社ゴーガ
ソートスポット合同会社
株式会社MBKデジタル
rakumo株式会社
サイオステクノロジー株式会社


7. 最後に

このように、セッション、Expoという2つの見せ方で、GoogleのAIラインナップである「Google Gemini」を導入してAI活用の効果を上げている企業やパートナー企業を大集結させることで、対抗するOpenAIの「ChatGPT」や、今後の対抗となるアンソロピックの「Claude(クロード)」に対して、この日本でも本格的にシェアを取りにいこうというGoogleの強い意気込みが見られました。

国内の多くの企業でも、「ChatGPT」と「Google Gemini」の両者を同時に活用しているケースもあることから、今後「Claude」も含めて、三つ巴のAI戦国時代がついに始まったようです。

それでは。

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