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ソーシャルビジネスの成功パターン:成功するコミュニティは弁証法的アウフヘーベン(止揚)を伴う

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Assisi
 ソーシャルビジネスの成功モデルの一つにコミュニティがある。しかしながら、企業とコミュニティには本質的には利害の対立がある。成功したコミュニティはこの本質的な対立を発展的に解消したものだ。

 まず、企業は自分のビジネスに役立たせることを目的にコミュニティをつくる
しかし、成功したコミュニティはもはやその企業のものではなくなり、コミュニティメンバーのものとなる

成功するコミュニティ運営者は、
・モノを売るというよりもコミュ ニティを育てようとする
・自分たちの宣伝・プロモーションよりも、コミュニティメンバーに貢献し価値をもたらすことを重視する
・コントロールよりも明快さを重視する

 では、一体何の為に企業はコミュニティを作るのか?

 お客様の本当のインサイト、ニー ズ、考え方、生き方を傾聴し、知ること、そして、その繋がりが本当の意味でその企業のビジネスに本質的価値をもたらすことを可能とするのだ。

  コミュニティは本質的に弁証法的なアウフヘーベン(止揚)を伴うものなのだ。

自分のために作る→うまくいくと自分の手を離れる→コミュニティメンバーのためになる+本当の意味で自分のためになる

まさに、キリスト的には放蕩息子のような話ですね。また、聖フランチェスコの平和の祈りの中に、まさしくこの精神が体現されているので、参考までに。
平和の祈り
主よ、わたしを平和の道具とさせてください。
わたしに もたらさせてください……
憎しみのあるところに愛を、
罪のあるところに赦しを、
争いのあるところに一致を、
誤りのあるところに真理を、
疑いのあるところに信仰を、
絶望のあるところに希望を、
闇のあるところに光を、
悲しみのあるところには喜びを。
ああ、主よ、わたしに求めさせてください……
慰められるよりも慰めることを、
理解されるよりも理解することを、
愛されるよりも愛することを。
人は自分を捨ててこそ、それを受け、
自分を忘れてこそ、自分を見いだし、
赦してこそ、赦され、
死んでこそ、永遠の命に復活するからです。
自我、エゴの死こそ、最終的に永遠の命を獲得することができるというお話です。

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