ソーシャルメディア時代の情報の新しい分類法?:情報はソーシャライズされる?!
»
今、ソーシャルメディア時代に適した情報の新しい分類法を考えています。
通常は、情報がどのような媒体を通じて届けられたかによって分類します。
テレビ、ラジオ、雑誌、インターネット、ソーシャルメディア・・・と分類し、
消費者はテレビ情報を信じなくなった、友人経由のソーシャルメディアの信頼度は高いというように語ります。
しかしながら・・・
現在は、テレビ情報→ネット→ソーシャルメディアと、同じ情報が様々な媒体に流れていきます。その流れの一局面だけ捉えても、本当はうまく分類できていないのです。情報そのものではなくて媒体でその情報を表してしまっています。
ですから、情報を媒体で分類するのは実はすごく難しくなっていますし、不適切になりつつあるのです。
そこで、
情報をソーシャライズされたかどうかで分類してみたらどうかという新しい提案です。
ソーシャライズされた情報:多くの人によってその情報がシェアされて、その情報の正しさがある程度担保された情報
ソーシャライズされていない情報:多くの人によってその情報がシェアされておらず、まだその情報の正しさの評価が定まっていない情報
以上のように情報を分類してみたらどうでしょうか?
なぜ、この新しい分類が意味があるかというと、ソーシャライズされているかどうかで、情報の受け手側からのその情報の価値が大きく異なるからです。
情報財の特徴は、伝達コストが低いので、多くの人に情報が所有されるほど、その情報は価値が高まります。ブランドなどもその最たるものでしょう。
もう少し、この情報がソーシャライズ化されるプロセスを今後考えて行きたいと思います。
政府の放射能漏れに関する発表なども、ソーシャライズ化されていない段階では情報価値が低い(行動に影響を与えることが期待できない)と言えるでしょう。
ご意見、コメントはFacebookページ(<a href="http://www.facebook.com/socialmediaindepth">ソーシャルメディアIn-Depth Report</a>)まで是非、是非お願いします。
SpecialPR