1999年ネットバブル VS 2011年ソーシャルメディアバブル? 4つのポイント
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主要企業の時価総額で、1999年はトップ24社で710億ドルだったのに対して、2011年はトップ5社で713億ドルとなっている。1999年は上場企業の時価総額だが2011年の5社は未上場時点の時価総額である。5社はFacebook、Twitter、Zynga、Groupon、LinkedInである。
この状況で、現在をソーシャルメディアバブルとみるべきかどうか?
そもそも、バブルはなぜ起きるか?
期待がどんどん膨らみ、ファンダメンタルを遥かに越えて発散するからだ。
その期待は根拠がないため最終的にはバブルははじけるが、様々な企業のバリューのかさあげに貢献する。
現在のソーシャルメディア銘柄は、
5社という限られた数の企業のバリューである。
私の結論は
この5社のバリューのかさあげは、「ソーシャルグラフ・プレミアム」とみることができるだろう。
この5社は様々な形で、ソーシャルグラフを制する戦いに参戦している。
このソーシャルグラフという金脈を制した企業のバリュー(将来収益)は計り知れない。この価値に対して、ベンチャーキャピタルはプレミアムをのせているのだ。
今後をみる上では、
- ソーシャルグラフを誰が本当に制する可能性が高いのか?
- 5社の間でその勝率にどのような変化が生じているのか? また、新しいプレーヤーがこのソーシャルグラフの戦いの参戦してこないか?
- 法律、自主ルール等でソーシャルグラフ活用に関して制約(リスク)が生じる可能性はないのか?
- ソーシャルグラフ自体は業界の共有財産のような存在になり、誰でもオープンにアクセスできる可能性はないのか?
以上を考えて、バリューの変化を見極める必要があるだろう。
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