オルタナティブ・ブログ > 竹内義晴の、しごとのみらい >

「しごと」をもっと楽しくしたい!

「だからこそ」が作る前向きな思考習慣

»

文章を書く機会が多いのですが、自分で書いた文章を目にすると「あ~、ボクはこの言葉が好きなんだな」という言葉に気がつくことがあります。

最近気がついたのが「だからこそ」です。

「だからこそ」は、前のネガティブな言葉の意味を「ひょい」と180度ひっくり返して、肯定的な意味を見つけるのに便利な接続詞です。

たとえば・・・

「見通しが立たないと先行きが不安。だからこそ、今、行動するとき」
「年齢を重ねたからこそ、分かることがある。それを生かしたい」

みたいな感じです。前後の文脈が直接関係なくても、意外と文章になってしまいます。

いろんな言葉と「だからこそ」を並べてみましょうか。

「ヲタクだからこそ」
「フリーターだからこそ」
「学歴が低いからこそ」
「男(女)だからこそ」
「若いからこそ」
「年齢を重ねたからこそ」
「田舎だからこそ」
「都会だからこそ」
「経験がないからこそ」
「中小企業だからこそ」
「大企業だからこそ」
「お金がないからこそ」
「挫折したからこそ」
「愛されなかったからこそ」
「屈辱を受けたからこそ」
「失敗したからこそ」
「出会った人に恵まれなかったからこそ」
「就職難だからこそ」
「世の中先の見通しがたたないからこそ」
「何が正しいかわからないからこそ」
「震災の後だからこそ」
「政治が不安定だからこそ」

ね?「だからこそ」をつけると、前の言葉が持っている意味とは逆向きなことを考えたくなるでしょ?前向きな意味をつけたくなるんです。不思議と。

前向きに考えることが大切なことくらい、みんな分かってる。でも、それがなかなか難しいんですよね。けれども、こうして文章にして考えると考えやすいです。あなたが不満を抱いている環境や状況に「だからこそ」をつけて考えてみてください。

今日は、ボクの好きな言葉「だからこそ」についてお話しました。

Comment(0)