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ソフトウェア製品開発現場の視点

15年ぶりの Macintosh

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昨年末に、MacBook を購入して、最後に Macintosh を使ってから (そのときのモデルは、PowerBook Duo 230) 15年ぶりに Macintosh が戻ってきた。以前は、ずっと Mac ファンで Macintosh Plus, LCII, PowerBook を使っていたが、ロータスに入社すると同時に、Mac から Windows の世界に入ってしまったため、それ以降の Apple の不調と、その後の復活は製品を通して理解したというよりも、記事で読んだり会社でテスト用に買った Mac をちょっと使ってみるというくらいのかかわりであった。iMac により復活の兆しと、iPod による音楽分野での成功はあったが、やはり Mac に戻ろうと思い始めたきっかけは、Unix ベースの OS X による Preemptive Multiprocessing の実現であった。Multiprocessing の実現は、Windows よりも早かったものの、やはり擬似的な multiprocessing には限界があった。プログラム開発においては、エンドユーザ以上に、preemptive multiprocessing による開発効率の向上とアプリケーションの安定化への恩恵が大きかったであろう。

しかし、OS が良くなったことや、アプリケーションが良くなったことは、今回 Macintosh を買うという決断をした必要条件ではあったが、最終的な決断は、Apple のデザイン部門の Vice President の Jony Ive などが製品について語るビデオだった (以下のページにビデオ再生のリンクがあります)。

http://www.apple.com/jp/macbook/design.html

ボディーをアルミの一体ボディーにしたということが革新的なことはわかるが、それを実現したメンバーの語りが購入を決める最後の一押しとなってしまった。考えてみれば、昔は製品に惚れ込んで購入を決めるということが今よりも多かったように思う (最初に買った Macintosh Plus もそうであった)。Apple Store で物を手に入れて、店を出るときに、そのわくわくする気持ちを思い出した。

最近読んだ、「スティーブジョブズの流儀」という本に、Apple のビデオに出ていた Jony Ive のことが触れられていた。この本を読むまでは、Jony Ive がそこまで有名な人とは知らなかった。Apple は本当の意味の Product-Out を実践している会社である。「スティーブジョブズの流儀」は、製品を作って売るために本当に重要なことを、あらためて教えてくれた。

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