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ソフトウェア製品開発現場の視点

Skype Pro を使い始めた

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Skype はアメリカの子会社の Realcom Technology にいるメンバーとの chat や音声での連絡の手段として、リアルコムの中では、「これがなければ仕事にならない」ものになってきた。電話会議システムの Polycom Sound Station も、今では Skype とつなげて使うことのほうが多くなってきた。エンジニア同士の会話や込み入ったミーティングなど、1回1,2時間かかる場合もあるので、同じだけの時間の通話を普通の電話で行った場合の電話代を考えると恐ろしくなる。無料の Skype がなければ、今のような分散開発の体制は作れなかったであろう。

IP 電話のサービスはたくさんあるが、Skype が特に優れているのは、非常に遅い回線でもある程度のレベルの品質を保つことと、通常の電話回線との接続性である。Skype が提供している SkypeOut を使うと低いコスト (アメリカへは1分2セント) で一般の電話に接続することができるので、アメリカでホストされている電話会議サービスに接続しなければならないときも、同じコストでつながる。

最近 Skype の新しいサービスの Skype Pro に登録した。1か月300円のコストがかかるが、これで、一般の電話からの電話を自分の Skype で受けるための SkypeIn サービスの電話番号を割引で入手できる。これだけで、SkypeIn を単独で買うよりも安くなるのが "Pro" に登録した最大の理由であるが、Skype Pro だけにしか提供されない、Skype To Go というサービスを使ってみたかったことも理由のひとつである。このサービスを使うと、世界中の自分が行く地域のローカルコールの電話番号で、自分が指定した世界中の電話に電話をかけることができるようになる。すなわち、両方のエンドが通常の電話で、その間を Skype のサービスがつなげる形になり、PC を使わなくても世界中で Skype の安いコストで電話をかけることができる。まだ実際に使う状況にはなっていないが、海外の携帯電話から日本への電話をしたいが、値段が高くて躊躇しているようなケースでは、使えるサービスだと思う。

リアルコムでは、Skype は完全に社内のインフラとして有効に利用されているが、残念ながら大部分の日本の企業では、Skype のインストールでさえ禁止されている状況であると聞く。Chat がビジネスの手段として認められていないのに加えて、P2P 接続は「悪」であるという認識も普及を妨げている原因であろう。もちろん、どのような仕組みにもリスクは存在するが、そのリスクを理解して対応していくことが必要ではないか? リスクがあるからという理由で短絡的に禁止するというような考え方では、新しい仕組みを有効に利用して競争力を高めていこうとしている他の国の企業との競争に勝っていくことは、難しく思えてくる。

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