ちょっと古いけどvoqのケータイを使った人はいますか?!
先般、米国で開催された某IT系企業のビジネスパートナーコンファレンスは、参加者全員になんとWindows Mobile OSを搭載したスマートフォン「voq」がもれなく無償で配布されました。
写真の右側がそのvoqで、左側は筆者が米国で普段使っている「SIDEKICKⅡ」です。SIDEKICKⅡにはシャープ社のテクノロジーも入っています。。Willcom社のW-ZERO3にもどこか似たところが感じられますね。
既に、日本のケータイ市場でも1円ケータイがある時代ですから、当然、参加費用が有償のコンファレンスやコンベンションなどでは無償の電話が配られることはよくあることの様ですが、今回の規模だと、最低でも数千台から1万台近くのSIERRA WIRELESS社の「voqケータイ」が配布されたことになります。
voqは約2年ほど前に出荷された初期のWindows Mobile搭載のケータイであるとは思われますが、不思議と手に馴染む握り心地や、普段は上に10キーのあるカバーを開くと、QWERTYのキーボードが現れてくるなど、そのGADGET度もなかなか抜群です。
レジストレーション窓口で手渡された時には、半分くらい充電され、コンファレンス中に行われるイベントの予定や会場地図等のデータが初期導入されていました。当然、ケータイ電話として使えてしまうと、スポンサーには大きな負担がかかるので、今回は会場周辺でのメッセージ・サービスだけが無償となっていました。
Windows Mobile搭載機として、国内では、Willcom社のW-ZERO3を使っていたので、操作はすぐに楽に出来ました。ユーザインターフェースが共通のOSがケータイにも導入され始めるとこういうメリットもありますね。(もちろんメリットだけでは無いような気もしますが。。。)
筆者のSIDEKICKⅡもキャリアーはvoqと同じT-Mobile社であったので、現地では、SIDEKICKⅡからSIMカードを抜き取り、着せ替えケータイよろしく、voqに挿入して、そのまま使用していました。筆者個人の気持ちも毎回揺れているのですが、「やっぱりケータイはケータイ電話の格好がよい!」と思ったり、時には、W-ZERO3やSIDEKICKⅡの様な「キー入力のしやすいPDAスタイルが良い!」と思ったり、、どうも自分でも指向が定まりません。(・_・、) ある意味voqはケータイの外観、PDAのキー入力を実現しているスマートフォンの一つですね。
残念ながら、帰国後しばらくして、昨日、充電しようとしたところvoqは見事に壊れていましたが、2年ほど前にこんなに楽しいケータイが北米市場で出回っていたとは知りませんでした。ケータイとPDA、これからも楽しみな世界です。