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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

モバイルPCを日常から消し去れるのは何時だろうか?!

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モバイルPCの一つであるThinkPadの商品企画や戦略を担当していた頃から、平行してザウルスやPalm、その他のPDA等をいつも併用していた筆者は、その頃から、「いつになったら重いパソコンを自宅に置き去りにしてポケットに入るクライアントだけで出張に出られるだろうか?!」というのが将来の大きな楽しみの一つだった。

現在も、講義の為に遠方の大学に向かう時や、海外出張、国内出張などでは、必ずThinkPadと、それにWILLCOM社のスマートフォンであるW-ZERO3、時にはNokiaのケータイまで、よく似た機能のモノを3つも持ち歩いているのが現実だ。

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多くのビジネス・モバイラー達は、多かれ少なかれ、私と同じように、悩みながら全てを持ち歩くのが現実なのかもしれない。あるいは、ケータイは単なる音声通話のTOOL、パソコンはそれ以外の全てを受け持つ、、という従来のスタイルを踏襲しているユーザもまだまだ多いだろう。

ここ数ヶ月、ほぼ毎日、モバイルPCとスマートフォンの両方を持ち歩いて感じたことだが、多分、現在のW-ZERO3に、USB(マスター)経由でごく普通サイズのQWERTYキーボードが外付け出来て、、RGBシグナルを何とか取り出せて、ごく一般的なプロジェクターでプレゼンテーションが出来れば、筆者は、都内に居る平日のほぼ90%以上と、日帰り出張の大半を、モバイルPCが無くても生活できるだろうと確信している。

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そうなれば、恐らく、モバイルPCは国内外の2~3泊以上の出張や、それ以外の、ごく希にある特殊なケースにだけ必要になるだろう。。。と勝手に予想(期待)している。今も、出張時には写真の様な、多少は矛盾を感じるシステム構成で、モバイルPCを持ち歩き、何時になれば、スマートフォンやPDAだけで生活が出来るか夢見ている。

まあ、従来に比べてW-ZERO3なら、その内部に収納された通信機能を実現している小さなSIMだけを抜き出して、専用USB接続ユニットに挿入し、転用すれば、モバイルPCも即座に通信環境に対応できるところは、従来に比べてありがたい。

少なくとも、AC電源が必要だった頃の、数キロのLAPTOPを持ち歩くというクレージーなケースを除き、筆者が生まれて初めてモバイラーとなったのは、乾電池で動作するエプソン社の通信ワープロ「Wordbank Note」が登場した頃だった。

Wordbank Noteを国外に持ち出し、シアトルから日本にメールを送っていた頃から数えて、何とか20年以内には、モバイルPCを持ち歩かない環境を実現させたいと考えているが、さて実現は叶うだろうか?!楽しみだ!。

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