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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

周囲に夜遊びが発覚する?OUTLOOKの謎!?

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筆者は、今までありとあらゆる電子手帳や、PDA、アナログ手帳の全てを使ってきたつもりだが、ある理由からデジタル的スケジュールは、OUTLOOKを使わざるを得ない状況になってしまっていた。そんな筆者だが、またしても考え直す好機に恵まれた。

悲しいことだが、Windowsパソコンのユーザにとって、その周辺のPDAやスマートフォンとのスケジュール・データのSync(相互参照による同期)をサポートしているソフトウエアがいつの間にかOUTLOOKだけになってしまった。

一昨年までの超整理手帳やクオバディス手帳からスッキリと足を洗った最近は、持ち歩きのスケジュール管理TOOLとしてはWILLCOM社のスマートフォンであるW-ZERO3を使用している。運悪くか運良くかは個人差があるが、このWindowsMobileを搭載したW-ZERO3は、当然のごとくパソコンのOUTLOOKとのスケジュールSyncをコミットしている。

そんな訳で、毎年、「今年のスケジュール管理は何でやるか?!」というのが悩みでもあり、楽しみでもあったが、戌年の今年は、早々に結論が出てしまった。

しかし、正月気分も抜けない海外のとある都市で、自分のモバイルPCの中で起こっている「小さな異変」に気がついた。毎日、何かあるごとに入力していたOUTLOOKのスケジュールの日付や時刻が微妙にずれているのである。

以下に掲載した筆者の最初のOUTLOOKの年末年始の月カレンダーの赤い枠で囲んだ部分を見ていただければその雰囲気は多少なりともつかめるだろう。最近は時々ボケが出るので余り記憶に自信は無いが、たしか天皇誕生日は12月23日、1日だけだったと思う。そして、12月22日には深夜から早朝にかけて、彼女と何処かで遅すぎる晩飯を食ったことになる、、、23日のイブイブには、友人家族と深夜パーティー、24日は深夜の新宿で買い物をした後、また朝までどこかの誰かと外出、、、といったかなりかなりハチャメチャな生活をしていたようだ。と、、、他人には見えてしまう。

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まあ、どうでも良いことだが、本当のスケジュールは、2番目のOUTLOOKの表示があらわしている。実は似たようなものかもしれない。実は全く同じデータだから当然と言えば当然だ。

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今は、たまたま3日間の行動にフォーカスして比較したが、他の日も全て同様だ。

頭の良いITMediaのブログを見たり書いたりしている諸兄なら既に気がつかれているとは思うが、これは海外のホテルにチェックインした筆者が、現地時間に、Windowsの「日付と時刻のプロパティ」を正直に修正設定した為に起こった一時的な現象の様だ。このスケジュールをPDAやスマートフォンにSyncすると何が起こるのか興味は尽きないが、まあやめておこう。

さて、この状態で、日本に帰ってからの予定を、現地でうっかり入力したりすると、帰国後のある日、朝9時からのミーティングの設定は、またしても深夜の2時からスタートというなかなかサイバーでクレージーな事態となる。そんなことを事前に察知するためかどうか知らないが、OUTLOOKには、時差のある二カ国の時間軸を並列に縦表示する機能がDay Schedule入力画面にはオプションである。現地で日本での会議の予定を入力するには、並列表記された日本時間軸の表記を見て、現地時間の深夜の2時からスタートと、入力するのが方法なのかも知れないが、定かでは無いのと、極めて不自然だ。

きっと、もう少し詳しく調べると、「日付と時刻のプロパティ」を修正しても、「月カレンダー」の各ボックスに表示される時間軸もローカルタイムに合わせない方法があるのかも知れないが、単に現地時間に合わせたことで、全ての過去・現在・未来のスケジュールが一斉に変化する様は全てをリアルタイムでトレースして行こうとする現代の志向を端的に現していてなかなか興味を惹かれてしまった。まあ、筆者の様な素人には迷惑以外の何者でもないが。。。

残念ながら、今の筆者には、この機能(?)が余り、心地よくもなく便利でも無かったので、筆者の同僚でもあり、米国在住の某ソフトウエア会社のマネジメントに、筆者の悩みを相談したところ、超画期的で前向きなご意見を頂いた。「そもそもOUTLOOKは使ってはいけないんですよ!」だそうです。ということで、今年もまた楽しい、「最後の最後には絶対に信頼できる紙の手帳」選びを、約2ヶ月遅れでスタートするハメになりそうです。

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