ヒルトンホテルのインターネット接続サービスの疑問とやっぱり割れたnanoの液晶
足かけ2週間程の予定で米国のシリコンバレーとアトランタに行ってきた。昨今では、もう当たり前のことだが、ホテルというホテルにはブロードバンドが入り、ワイヤードかワイヤレスかは別にして、客室からインターネットが出来る環境はごく当たり前になった。
シリコンバレーのPalo Altoで泊まったエル・カミーノ・リアル沿いのモーテルの様な外観をした低層のプチホテルでは全客室にイーサネットポートが用意され、インターネットは無料だ。ただし、SMTPが限定されており、日本で普段利用しているプロバイダーやオフィスのSMTPはことごとくエラーコードが返ってきてOUTLOOKは使用できなかった。しかたなくWEBメールを使うはめに。バックアップくらいにしか考えていないWEBメールにはごくわずかな人のメールアドレスしか登録していない。必要も無いのにOUTLOOKを開いて、メールを出す度に、関係する宛先のメールアドレスをコピー&ペーストの繰り返し。ホテル側から言わせれば、SPAMメール防止のようだが、関係の無い宿泊客も普段使い慣れたメーラーを使うことが出来ずけっこう面倒な対応が迫られる。
ところ替わって、こんどはアトランタのヒルトンホテル、前日までの面倒なメール操作が思い出され、ひょっとしてここも、、、と思ったが、意外と全てのメールがいとも簡単に送信できた。しかし、同行の仲間に後で、聞いて驚いた、、、実は、ここも同じように、悪意を持ったSPAMメールの大量送信を防止するために、SMTPを限定しており、また、規定されていないSMTPであってもそのSMTPを利用して一時に多くのメールを出したりすると、サーバ側で、以降そのSMTPを規制するというインテリジェントな自動設定操作が行われるらしい。
なにより問題なのは、エラーコードをメールの発信人に返すことなくメールの送信をクリップしてしまうことだ。送信者の多くは、自分のメールは正しく送られたと錯覚してしまうに違いない。
どういう理由か定かでは無いが、筆者のSMTPは3つともクリップされていた様で、自分宛に出した3通のメールは見事に何れも届かなかった。事件が発覚しなければ誰も気づかないこれらのやり方はSPAMメールの防止とは言え、宿泊客から日に10ドル近い金額を取って行うには問題のある対応策ではないだろうか?。結局、アトランタ・ヒルトンホテルでも、WEBメールを使う羽目にjなってしまった。
悪い時には悪いことが重なるモノで、出張中にまだ1~2回しか聞いていない筆者のiPod nanoの液晶が突然割れてしまった。ヤフオクで購入した革のケースに入れてジャケットのポケットに入れていただけで、何らかの大きな圧力が液晶部分にかかったとも思えない。気がついたら何故か割れていたというのが事実だ。初代のiPodからnanoまで数モデルを全部持っていたが、液晶が割れたのは今回が初めてだった。
液晶画面だけが割れたので、何とか聞けるかと思ったが、回転スクロールのタイミングが全く分からず結局再生は不可能だった。知らなかったが、一緒に居た知人によれば、初期に出荷されたiPod nanoでは多くの液晶が割れているらしい。筆者のnanoも発売日に有楽町のBICカメラで買った物だ。無償交換が行われている様だが、またなかなか繋がらないサポートの電話に連絡をして交換を待つのか、、と思うと、面倒だ。ひとまず、ビデオ再生も出来るニューモデルを買ってから、ゆっくりと交換タイミングを待つか、どうするか、考えることにしよう。
nanoの様な製品の不良は必ず起こることなので、それほど気にはならないが、アトランタのヒルトンホテルの客室インターネットのサービスは問題だ。これらのメールの未送信が原因でいろいろなビジネス上の障害が考えられる。うっかりすると損害賠償モノかも知れない。客室のオペレーションマニュアル等にそういうことがあることの記載も無く、きっと今まで、何人もの宿泊客が問題なく自分のメールは送信できていると思っていた人は多くいただろう。何か言われないと対応しない、これもアメリカのある面なのかも知れない。強硬にクレームを持ち込むと、一時的に使用できる特別のSMTPを教えてくれるが、これが本当の対処法だろうか?。今後、お互いヒルトンホテルに宿泊するときは注意が必要だ!。皆さんの経験談、対処法があれば是非教えてください。