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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

IT世界とは似てる様で違う音楽の世界で二十余年ぶりにLIVEに出てきました。

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          10月1日(土)の夜、東京新宿のライブハウス「BACK IN TOWN」で、高校の軽音楽部後輩のライブに飛び入りの「トラ」で参加してきました。「トラ」はエキストラの「トラ」、そんなこと知ってますよね。昔、よくギターを「ターギ」、ベースを「スーベ」、マイクを「クーマイ」なんて言って、粋がってましたよね。「今日のギャラは一人チェーマン・ゲーセンで、壊れたクーマイの修理代にもならないぜ~」なんて。似た人、IT業界にもいますよね!

     なんと、当日のチケットはかなり前からSOLDOUTだったそうです。聞いて、ビックリです。先月の米国出張中に後輩から何度か楽譜のPDFファイルやMP3音源等を送っていただいていましたが、現地ではゆっくり見ることも出来ず、、前日深夜まで、飛び入りで行けるかどうかも不確かで、多くのメンバーに不要な迷惑をかけてしまいました。でも、バンドの世界も今やITなんですね~!。

P1000504       高校・大学・社会人と約15年以上バンド活動をやってきましたが、もっぱら最近は、口だけ達者な単なる「楽器コレクター」に落ちぶれていました。こういう人も、IT業界にもいますね?!。まあ、「飛び入り」とはいえ、事前に知らされてはいたので、楽器は持ってゆくべきだったのですが、その時、現地で他のバンドの楽器を借りればいいやぁ~、なんて軽く考えていました。

      しかし、楽器はミュージシャンにとっては命の次に大事なもの。モバイラーのモバイルPCみたいな感じなので、なかなか借り辛いし、貸しにくいものです。結局、リハーサルでは、別のバンドの太っ腹な方のお情けで、お借りしてしまいましたが、本番用には、「買いに行くしかない!」という感じになり、リハの後、近所のミュージックランド・KEYまでTAXIを飛ばし、特価で売っていた「シンソニード」という変態ベースを買っちゃいました。とにかく軽く、バラして持ち運びに便利、ウオームな音がなかなかでした。日本で初めて売り出した日から、長年愛用しているMusicman(スティングレイベース)とはまた趣の違う感じです。NewBass

     ITの世界は、それはもう移り変わりが激しく、1~2ヶ月Webを見ないでいたりすると、もう浦島太郎ですね。メインフレームから始まり、ずっとIT世界に居た私も、ここのBlogにかかれている業界の方々の難しいお話は、大凡その半分も分かりません。その点、音楽は、「楽しめば良い」、という非常に楽な方程式があるので、最近は、老若男女を問わないバンドブームなんでしょうね。

     久方ぶりのLIVEで一番困ったのは、まず、譜面を読むスピードが超低速になってしまっていたことです。やっと譜面を追える様になったら、今度は気持ちに指先が付いて行かないことでした。で、最後は、初心者が必ずなる、「指先イタイイタイ」です。結局、昔は目立つ為にやっていた手袋(軍手)をコンビニで買い、なんとか指先から血が出ることだけは防ぐことが出来ました。おまけにストラップが無く、一人だけ椅子に座って演奏するというていたらくでした。

     今回は、まあ、20数年ぶりということもあり、後輩のメンバーや応援に来てくれた音楽にも明るい彼女の一人にも大目に見ていただいた感はありますが、同じ調子じゃ、来年2月に予定されているLIVEでは、間違いなく全員の冷ややかな目線が今から予想されそうで。。。ITも音楽とは奥の深さや、その意味するところが違いますが、同じく真剣勝負の場数を踏むことが重要であることに変わりはありません。やはり、これからの老後の楽しみに、バンド活動とITは欠かせませんね。

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