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LibreOfficeでオンライン編集をしてみた話

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こんにちは。

前回の記事にもちょっと書きましたが、会社で支給されているPCの画面がまだ2年目だというのにとんでもなく乱れるようになってしまい、修理に出しています。MBPを使ってたときにも最後はキーボードが壊れて修理に出したら画面割れて返ってきたりと、どうもPCに嫌われている気もします。まあ、仕方ないので、普段デモなどに使っているマシンを借りて作業をしているのですが、たいそう不便です。

最近、営業的な活動も多いので、どうしてもオフィスソフト(いわゆる……)を使わないといけないわけですが、いま使っている代替マシンにMicrosoft Officeが入ってないんですよね。ついおとといまで作りかけていた資料を手直しする必要があったので、タダで使える代替環境いくつかをいろいろ触ってみたんですが、まー、うまくいきません。

作りかけていたファイルはパワーポイントのプレゼン資料。社内のECM(Alfresco)上においてあります。Alfrescoではオフィス系の文書をGoogle Docsに送りつけてオンライン編集させる機能があります。これはいちいちファイルをローカルにもってこずに連携できるのでなかなか便利。ただし、互換性のないところは崩れますのでご注意、といった機能です。オンラインは魅力的なのでまずはお試し……しようとしたんですが、そもそもパワーポイントはGoogle Docsでは開けません。パワポおじさん敗れたり!

仕方ないので、ローカルにファイルを落とします。で、いまさらファイルが「すでにPowerPoint 2010で作りかけていたもの」だったことが気にかかります。いわゆるOpenOfficeとかLibreOfficeみたいなもので開くと崩れてしまいそうだなーと。Google Docsを最初考えたのはいちいちローカルに落としたくなかったからで、いったん落としてしまうと今度は互換性が気になってしまったのです。というわけで、次に試してみたのがOffice Online。本家Microsoftがやってるだけあって、これならオンライン編集でも互換性ばっちりだろう! 

ローカルに落としたはずのファイルをこんどはOneDrive経由でクラウドへアップロード(オラなんだかすでにおかしなことをしている気がしてきたゾ!)し、Office Onlineでいざ編集です。おお、さすが本家、再現性はばっちりです。すごいなー、これAlfrescoから転送できたら無敵かもー、とか思っていたら。

表の編集ができません

ぐは。パワーポイントに貼り付けた表オブジェクトの編集には対応して内容なのです。本家といえど、オブジェクト編集はハードル高かったか。

これは、もう仕方ない。再現性を犠牲にしてLibreOfficeでやるしかない。最初からやれよ!

と、そこで、唐突に思い出しました。LibreOfficeはCMIS規格に対応してるのです。これはつまり、LibreOffice上から直接Alfrescoに接続して、そのまま編集・保存できるってことです。ためしてみましょう。

まず「ファイルを開く」ダイアログを、CMIS対応にします。

Snapcrab_noname_201464_15256_no00


これで、普通の開くダイアログではなく、高機能なダイアログが開けるようになります。さっそくファイルを開く、をします。WebDAVなどいろいろなプロトコルが選べるようになりました。CMISを選択、さらに、Alfresco 4という選択肢がありますので、それをえらんでURLなどを入力します。

Snapcrab_noname_201464_152626_no00


認証が通れば、ちゃんとAlfrescoの中身が見られるようになります。

Snapcrab_noname_201464_153131_no00


うん、これでローカルにファイル置かなくてもいいですね。

たいそう、大回りしましたが、LibreOfficeでオンライン編集、悪くないんじゃないでしょうか。

まあ、でもね。ぼくみたいに短期間で使う代替機でもないかぎり、PCのローカルに環境ファイルを自動同期しちゃったほうが、ソフトウェアを限定しないし何かと楽じゃないですか?

そういうときはCmisSyncです。社内ECMをDropbox化できる便利ツールです。よろしくお願いします(結局宣伝かよ)

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