忙しいお父さんのための推理ゲームのススメ
こんにちは。
少し前から、金曜日に社内でブログを持っている人間が集まってブログを書く、という試みをしてまして、このブログも久しぶりに2週連続更新をしたわけですが、先週は子供のイベントがあったり、具合が悪くなったりで自宅作業になり、集まらないでもブログを書こうと思っていたのにもかかわらずさっそく脱落してしまいました。やはり集まって強制的にアウトプットを出す、という効果はてきめんで、そのしばりがないとこのていたらくです。
ふだんはほとんどひとりで受託の開発作業をしていることもあって、OSSのネタがいつもあるわけではありません(業界動向とか、英語記事の紹介とかも、追い切れていないのでそのへんはCTOに期待しましょう)そんなわけで、困ったときは子供のことを書きます。
僕は世の中の父親というのはもっと仕事に割く時間を子供のために割くべきだとは思っていますが、なかなかそういう方向に進みません。平日、子供と顔を合わせるのが難しいお父さんも多いようです。せめて子供のことを考える時間を増やして欲しいので、そういうお父さんには帰宅してからの推理ゲームをおすすめしたい。用意するものはありません。電気もハードもソフトもいりません。これは、自宅にちらばる手がかりを元に、子供たちがその日何をしたかを推理するアクティビティです。
僕は、ミステリ小説マニアみたいな人が一杯居るところで過ごしましたので、推理と言うことについてはいろいろ思うところはありますが、それはさておき、世界に名を馳せる名探偵であるシャーロック・ホームズを思いだしていただければ良いでしょう。ホームズは、依頼人がやってきて事件について口を開くまえに、その人の仕草や身体の特徴からいろんなことを推測してみせます。こじつけめいたと感じられることもなくはないですが、なんということもない仕草が別の事実を明らかにしていく様子はわくわくさせられるものです。それを自宅でやってみましょう。
夜、お父さんが自宅に帰りますと、子供たちは既に寝ています。しかし、家の中には子供たちの痕跡がたくさん残っているはずです。そこから子供たちの様子を推理して楽しむわけです。我が家のケースをご紹介しましょう。
「おもちゃが置いてある部屋が出発したときとほとんど変わらなかった場合」は、子供たちは外遊びでほとんどを過ごした日の可能性があります。五時過ぎまで公園で遊び、帰宅したら風呂に直行し、夕食を食べて、テレビを少しだけ見て寝る、というのがよくある行動パターン。おもちゃのある部屋で遊ぶヒマはないわけです。ただ、途中まで外で遊んでその後、帰宅するケースもあります。家の中のおもちゃでも遊んでいるけど、外でも遊んだな、というのは、玄関先にもヒントがあります。うちの息子は外で遊ぶと枝とかBB弾とかをすぐに持って帰ってくるので、外で遊んだことが分かります。靴の泥も分かりやすいですね。
うちの場合、洗濯物が情報の宝庫です。いったん家に帰って着替えている場合は、洗濯物の中に幼稚園の体操着と私服の両方が混ざっているので、このときは外遊び以外をしていることがわかります。帰ってまた出かけたのかそれとも自宅で遊んだのか、は着替えが部屋着か普段着かの違いでも分かります。最近はほとんどないようですが、友だちに行くときなどはお菓子を持って行くことが多いので、お菓子の量を見てもわかったりします。
自宅で遊んだと思われる場合は、痕跡だらけなので分かりやすいですね。片付け忘れたおもちゃや、落書き帳にたくさん痕跡が残っています。うちの場合は最近こどもたちがアイロンビーズにはまっていたので、帰るとアイロンビーズがたくさん出来ていたりしました。夕食に総菜が出ている場合は、義父か義母が来たことが分かります(たいてい同じ総菜を買ってくる)。
幼稚園での出来事なんて推理でしかわからない部分が多いですね。手紙とかいろんなものを持って帰ってきますし、家で作るものとかも影響を受けているのが分かります。これも体操着が一枚多い場合は、幼稚園で汚して着替えたことがわかったりします。
ざっと書いてきましたが、これはあくまでも僕の家のケースです。そんなに難しい推理じゃないんですが、意識して見渡さないと見過ごしてしまうようなことも多いです。みなさんの家では皆さんの家なりの痕跡があるはずです。毎日、家の様子をちゃんと見ていると痕跡に気づきやすくなりますよ。ぜひやってみてください。
もちろん機会があったらすぐに答え合わせも忘れずに、そして、もちろんいちばんいいのは子供たちと直接話す機会を増やすことです。子供たちは自分のことを全部話してくれるわけじゃありません。直接、話が出来ても結局は推理力をたくさん働かせないといけないのですから。