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瀕死のマッキントッシュ

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満身創痍とはこのことです。

いま僕がやっている仕事は、WPFの開発案件なのでWindowsが必須です。会社から支給されているのはMacなので、仮想環境もしくはBootCampでやる選択肢があります。当初はいくつかOSを渡り歩くこともあって、VM Ware Fusionという仮想環境ソフトを購入し、その上のVistaにのせて開発していました。ところが、開発が進むにつれ、大きめのデータファイルがSubversionにコミットできないケースが頻発、Windows機の同僚にデータをUSBで渡してコミットしてもらうなどとめんどくさいことになりました。ある特定のところまで送信すると、送信パケットがゼロになってしまい、それ以降全く反応が無くなるという事象です。特定の文字列の並びかなにかに反応してしまうのでしょうか。同じファイルは同じところで停止し、大きいファイルでも運が良ければコミットできます。

その状態でしばらくは苦労して使っていました。プロジェクトに変化があり、仮想環境を渡り歩くこともなくなり、BootCampが3.1でWindws 7に対応したタイミングでOSのバージョンアップと同時に、BootCampに移行することにしました。BootCampでは当初タッチパッドが敏感すぎる件など問題もありましたが、Subversionにコミットできない件が再発しなくなっており、その後、タッチパッドもApple updateにより改善されたため、開発自体のストレスはかなり下がりました。

ところが、です。最近、BootCamp側でタッチパッドとキーボード(ドライバ?)の調子がどうもおかしい。まずタップができなくなりました。タップをするとしばらく考え込んだ後何事もなかったのように振る舞うBootCampくん。タップを使わない人もいると思いますが、タップでコンテキストメニューを出せないというのはけっこうストレスフルです。とはいえ、USBマウスをつなげば問題なく動くため、OS再インストールなどというところに踏み込む時間もとれずだましだまし使っていました。ところが、ついに一つ打ったキーがかぜかリピートしてしまい、Skypeチャットでお客さんと打ち合わせをしていて「その件についてですが」の後にaがリフレインし「ですがああああああああああああああ」みたいな文を送りつけそうになったり、、あるいは普通に使っていたのに突如キーボードが未接続になったりする事象に見舞われはじめました。これが昨日。

でも、ちょうど締め切りまでにビルドしなければならないものがあり、まだOS再インストールなどは時間的に難しい状態なのです。そんなわけで、数ヶ月ぶりにMac OS側を起動しました。VM Ware FusionはBootCampのドライブを仮想環境としてみることもできるので、そこから作業をすればもしかしたら大丈夫なのではないかと思ったのですね。BootCampで動かしている状態から戻ってくるとさすがにもっさりしていますが、とりあえず暴走は多少無くなった(とはいえ、ときどきキー操作自体にタイムラグが生じるのはこれはもうMac自体がやばいのかもしれない)のでした。

やれやれ、これでいったん何とかなる……と大きめのファイルをコミットしたところ、またもやファイル転送が途中で停止。半年ぶりくらいに再開した状況です。なんと懐かしい状況。懐かしがっている場合ではありません。それよりこれってトリビアになりませんか? つまりこの種、こういうことになります。

VM Ware Fusion内のWindowsにインストールされたTortiseSVNから大きなファイルをコミットしようとすると○○%の確率で動作が停止する

ま、種なんかどうでもよくて、回避する方法が知りたいわけですが、さっぱりわかりません。八方ふさがりです。BootCampで起動すればキーボードの暴走に耐えねばならない。いっぽうVMで起動した場合は大きなファイルのコミットに失敗する。どうしようもないではないですか!

ちなみに上には書いてませんが、この間、バッテリーの持ちがかなり悪くなり、交換にまで行ってきました。これを満身創痍と言わずには居られません。うーん、これほどPCをだましだまし使うのは久しぶりです。だまし&だましです(書いてみただけ)

ええい、新しいMacがどっかに落ちてないんですか!

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