政権交代を考えない
選挙が終わりましたね。期日前投票を済ませていたので、実際の投票所の様子はわかりませんが、投票率も微増したようですね(微増程度では投票所の体感混雑度なんて誤差の範囲でしょうけど)。
夜になって選挙速報のあまりの先走りぶりに苦笑しながら、それでも気になってずっと見ておりました。いやしかし、テレビ局はもう少し落ち着いた方がいいんじゃないですかね。チャンネルによって残席数があまりにも違っていましたよ。各局が独自調査しているのだろうけど。選挙前にはあんなに厳しい規制があるのに、開票が始まったらこんな言いたい放題ってどんなバランスなんでしょうか。
結果はまあ事前の報道通りでしたので、それはそれとしてネットではTwitterの「当確なう」が話題でした。ネットと言えば僕もやはりご多分に漏れず新政権にはぜひネットでの選挙活動の解禁を進めてもらいたいと思ってます。まあ、各党も公示後にしれっと更新していたりしているので、流れとしては政権に関係なく解禁に向かっていきそうでしたけど。
さて、以前エントリにしましたが、ヨーロッパでは政府が調達にOSSを使うかどうかのスタンス表明を政党に求めたりするような動きがありました。ヨーロッパでは海賊党なんていう政党が議席をとるくらいですから、ITに関わる問題自体が世間に問題としてちゃんと浸透しているのでしょう。日本はまだまだそこまでには至らないだろうなとは思います。ただ、先日もアメリカで、政府にOSS利用を求める「Open Source for America」というコンソーシアムが結成されたそうですが、これくらいなら日本でもやれそうですね。先日結成されたOSSコンソーシアムの活動の中にはまだそういった政府への働きかけのような流れはないように思います。
新政権は行政の無駄を排除することをうたっていますから、公的な組織がオープンソースをより積極的に利用するようになる流れは期待できますが、政府側が変わることだけを期待するだけでなく、国民の方からの呼びかけるということも考えていかなければならないのかもしれません。日本のOSSコンソーシアムの活動でそういった流れを作るのも面白いのではないかと思いました。
選挙速報に劣らぬほどまとまりのないエントリでした。