祝福の雨 in Hawaii
連休はハワイに行って来ました。
久々の更新のくせに、仕事じゃないエントリかよ!と言われそうです。
相変わらず私は雨女らしく、最初の3日間は降ったり止んだりのお天気でしたが、日本と違って雨も心地よく感じるのは、日常から離れた状態だからでしょうか?
CM・看板・お土産・ショップと、今回はスケジュールに余裕があったため、色んなものを観察して来ました。
Apple StoreでiPadもじっくり触ってきましたし。
でも、デジタル生活とは程遠く、携帯も殆ど見なかったし(電源は念の為入れてましたが)、PCを使いたいとも思いませんでした。
このままハワイに住んでいたら、デジタル生活から遠ざかるのかなぁ、と思ったり。
さて、今回の旅で特に印象に残っているもの。
・卵の白身と黄身が分離できる卵割り器。 専用のスティック(?)で予め卵の中身を攪拌し、溶き卵状態を作ってから割ることも出来る優れもの ⇒ 現地のTVショッピング番組にて。高田社長のトークでなくても電話しそうになりました。
・フロント部分に自転車ホルダーがついているバス ⇒ 海外ではよく見かけますが、日本もやればいいのに~、と単純に改めて思ったので。
・Safewayのありえないワイン品揃え ⇒ 日本であまり見かけない、私の大好きなカリフォルニアワインが沢山!
・レゲエを大音量でかけ、アナウンス用のマイクで歌う、ハイで陽気なトロリーの運転手さん ⇒ 人生楽しそう。。。でも日本だったら「不謹慎」とか言われて解雇されてしまいそうです。
マーコム屋としてのエピソードその①
仕事から離れたはずなのに、ウォルマートで自社PC(しかも箱のまま山積み・・・)を見つけて、携帯カメラで激写。
そんな私を不思議そうに眺めるハワイアンの皆様、そして激写したくせに「でも、コンシューマ向け製品だし」とあっさり立ち去る私。
傍目にみると明らかに、"変な人"です・・・。
私自身は、コンシューマ製品に自分が興味を示さなくなったことに改めて気づかされ、『自分は法人向けのマーケの人間なんだな』と再認識した場面でありました。
マーコム屋としてのエピソードその②
仕事から離れたとはいえ、ひとつ気がかりな案件を日本に置いて来ていたため、ふとした折に「大丈夫かな?」と思い出していました。
でも、毎朝ホテルのベランダの籐椅子に座って澄んだブルーの海を眺めながら、新しいコピーのことや、これから出したい広告のことなどを考えてみても、あれほど日本に居ると浮かんでくる細々としたアイディアの欠片のようなものは、ひとつも浮かんできませんでした。
これはあくまでも仮説ですが、ゴミゴミして煩雑で、情報が目まぐるしく交錯する都会に身を置いていると、私たちは清冽な言葉やスタイリッシュなイメージや、非現実的でインパクトのある何かを使って、ものごとを表現したくなるのかもしれません。
逆に、圧倒的な自然や、美しい風景など、言葉やビジュアルで上手く表現出来ない(自分の体験に勝るものは無い)という環境にいると、シンプルな表現しか浮かんで来なくなるのかも知れないな、と思いました。
いずれにしても、ちょっと疲れ気味だった頭をリセットして、感情を空っぽにして海を眺めるというのはいいリフレッシュになりました。
今回は、初日に行ったバーで、たまたま隣り合わせた現地新聞社の広告営業の男の子(ピチピチの20代男子)と仲良くなり、滞在最終日も我が家のディナーにお付き合いいただいたり、ハワイの広告事情を聞いたりと、なかなか面白い出逢いもありました。
カピオラニパーク近くのビーチで読書と転寝をしていたら、同僚にバッタリ会う、というちょっとびっくりなハプニング(?)も・・・。
そして、一番嬉しかったのは、とあるパワースポットにて、お天気雨に恵まれたこと。
ハワイでは、突然のお天気雨は「神様の祝福」 "Blessing Shower"です。
デジタルの世界に身を置いている私ではありますが、一方で科学では説明出来ない力もきっとあると信じているのです。
最後に。。。残念だったことひとつ。
空港で発見した、ライチ味のカルピス(カルピコ)を全く飲まずに飛行機の中に忘れてきてしまったこと・・・ハワイ限定だったのに! (相変わらず、限定品には弱い&食いしん坊な私です)
※そうそう、今回はオジサマを叱りつけたり、なんて無粋なことはありませんでした!
嫌だな、と思うことが殆ど無かった、本当に良い旅でした。