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定番表現から旬の話題まで、現役TOEIC講師がミニレッスン

TOEIC研修の実況中継! ~わからない単語をどうしていますか?

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前回、文法を得点源にしようというお話をしましたが、そうは言っても困っているのは単語のほう・・・という人も多いかもしれません。

実際、短文穴埋め問題(Part V)には純粋に語彙だけが問われている問題も相当数あります。読解問題でも、文脈を理解するのに一定の語彙が必要です。スコアを上げるための重要な要素が、語彙だと言われています。

TOEIC対策の定石として、It is not useful to study vocabulary lists.単語集のようなもので覚えたって、使い物にならないよ、と言われます。

では、語彙力を上げるコツは何かと言うと、文の意味がわからないときに、すぐ和訳に頼ってしまうのではなく、「どの単語がわからないのか」を順番に見ていって、その単語の意味を調べることです。

学習辞書としても便利なのは、アルクのwebサイト(http://www.alc.co.jp/)の「英辞郎」のような辞書サービスです。
「英辞郎」を検索すると、意味のほかに、難易度・頻度順の「レベル」が表示されます。アルクの基準では、レベル4までが初級、レベル7までが中級です。TOEIC 600~700点をめざす方なら、ちょうど中級レベルの単語でつまずくことが多いのではないかと思います。

ちなみに、アルクの基準でいう「レベル7」にはこんな単語があります。
agenda:検討課題、議題(の一覧表)
auction:競売
cartridge:カートリッジ
subscription:予約購読、定期会員になること
zip:ジッパー[ファスナー・チャック]を締める
どれも、仕事上の資料やIT用語として聞いたことがあるのではないでしょうか? それが、社会人がTOEIC対策をするうえでの有利な点。日常業務で使うカタカナ用語も、語彙力アップに一役かっているのです。

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