好きなことを仕事にしない方がいい
おはようございます。
昨夕の晴天から一転。早朝はどんより曇り空です。そして9時、外を見ると晴れ!!
===ほぼ毎朝エッセー===
「もし車好きなら自動車メーカーにはいかない方がいいですよ」。就職を考えていた学生の頃、先輩方によく言われました。「メーターの針のコストとかを計算したりしていると車嫌いになってしまう」と。自分は車が好きで、大学は機械工学で内燃機関を専攻していたくらいです。結果的に、自分の仕事としては違う分野を選びました。
好きなことを仕事にするべきなのでしょうか。情熱を持てる方がお金より大切だと多くの人が言います。もし起業するのなら、没頭できるほど好きな分野でするのがいいとも言います。でも、私は反論します。好きなことがずっと好きな状態では続きません。情熱も一時的なものかもしれません。そして、生きていく上でお金は必須です。
趣味というのは好きなことをして好きなときにやめられるのだから楽しいのです。もちろん、その趣味でも上達しようとしたら壁にあたったり挑戦をしなければならない段階がきます。でも、やめたければいつでもやめられる。それが趣味です。プロとしての仕事となると、継続と完璧が求められるようになり、辛くなってもすぐにはやめられないものです。
どの仕事を選ぼうと、例えそれが好きな分野であろうと、必ずつらい局面がやってきます。なぜならば、自分の苦手な部分も改善しなければならないからです。結果的には、好きなことに10%の時間がつぎ込めたらものすごく幸運でしょう。
一方、今やっていることに、意義と目的を見つけることができるものです。今やっていることに意義と目的を見出していく方が、自分の好きなことから始めてお金をもらえるようになるよりも、成功の確度がずっと高いです。
大きなイメージを頭に、今やっていることに意義と目的を見い出していれば、道はおのずと徐々に開いていきます。趣味は自分が何が好きなのかを教えてくれます。そして、今やっている仕事にヒントをくれるものです。ラッキーだと、自分の好きなことが仕事の一部になっていくなんてこともあります。そして、当初の意義と目的は次第に別な想像もしなかったステージに昇華していきます。
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おとといの英語エッセーを日本語訳してみました!