忍び込むマンネリと間延びがやる気を殺す
おはようございます。
未明までの大雨のあと、6時は止んでいます。999hPa。
===ほぼ毎朝エッセー===
毎月各グループ毎に、担当者が取締役4名の前で業務報告をする月次報告会、今年に入ってからスタイルを変更しました。
月次報告会を3年前に始めたときに、元々の狙いは次にありました。
・個人の業務を直接経営層に15分ほどで報告質疑応答できる機会になる
・自分の業務の月に一度の整理の場になる
・グループの中で誰が何をやっているのかの理解ができる
・担当業務の問題点は、すぐに会社の問題としてとらえてもらえる
狙い通りにうまく機能しました。月次報告会を通じての業務内容や責任意識はクリアになりました。各グループも順調に発展、結果的に会社も順調に発展できたと思います。
ところが怖いものです。
次第にグループごとの人数も増えてきて、グループによっては一人10分レベルで2時間近くの長丁場に。取締役たちもたまったものではありません。月次報告会がある週には外出すらままならなくなっていました。さらに、下手をすると個々の発表も抑揚の少ないダラダラしたものに。
そう。マンネリと間延びはいつの間にか忍び込んでくるものです。そしてマンネリと間延びはやる気を殺します。もちろん放っておいてはいけません。
そこで、今年に入ってから月次報告会を大幅にモデルチェンジしました。時間をぎゅっと短縮して、ポイントを伝え、最小限の議論ができる場としました。午後半日を2回で全グループに回るようにしたのです。
形式は自由です。仕事の報告をなるべく効率的に行い、全ての担当者に参加してもらうという原則は保ってです。ただ、当てられた時間はだいぶ少なくなっています。10名くらいで1時間。
当初は時間が足りないことで破たん気味でした。でも次第にちゃんと進化しています。時間が足りないと創意工夫も進むようです。フォーマットを変更し、発表形式を変更し、さらには業務の見直しにまでつながる、なかなかメリハリのあるものへと変わりつつあります。
破壊しつくすのではなく、マンネリと間延びを打破するためのゲームルール変更。創造的破壊とはこういうことを言うのでしょう。