ああ反省。。そこでお礼が言えなかった自分が恥ずかしい orz
おはようございます。
始発2番目の横須賀線はエアポート成田と呼ばれています。成田空港まで直通なので、金曜日などは早朝の飛行機を利用する旅行者で混むことがあります。今日は火曜日ですが、珍しく成田行きの人が多く混んでいました。どの車両にもスーツケースを若い人が目立ちます。
「卒業旅行のシーズンなのだろうか」
推測を始めます。何事にも理由をつけたい変な癖ですね。
さて、自分がいつも座わるボックス席を見てみます。20代前半とみられる4人の男女がいます。やはり卒業旅行でしょうか。彼らは隣合わせたボックス席の一つをスーツケースで占拠し、もう一つに4人で腰掛けています。
自分は通常、パソコン作業をするので、隣に誰も座っていないボックス席に好んで座っています。今朝は占拠されています。「迷惑な」と思い、隣に人がいる二人がけのベンチシートに腰掛けたのです。
そのテレパシーが通じたのか、悪いと思ったのでしょうか。
男子二人が、スーツケースの二つを網棚にあげ始めます。大きなケースが落ちてこないようにと、ケースのベルトで落ちないように固定もし始めました。座ったままの女子二人は、落ちてきそうだと、キャーキャー嫌がっています。残り二つは廊下に置いて手で固定です。
かれこれ3分、無事にボックスシート一つを空けてくれました。
「よしよし。元々そうするべきだったよな。」
そう思ってボックス席に移動します。スーツケースが置いてあったシートの一部には土埃のような汚れがついています。汚れのついていないところに座って、パソコン作業に入ったのです。
新橋駅近くになり、席を立ちます。横須賀線の中を階段近くに止まる車両まで歩きます。早朝の電車にはこういった自由度があります。ゆれる車両を歩いているうちに、ふと、心に声がします。
「おい、何であそこで、『スーツケースどかしてくれてありがとう』って、
目を合わせてお礼が言えなかったのかな?」
突然、後悔の念がやってきます。
早朝は貴重な自分の思考の時間です。誰とも接触したくないという意識でいます。ただそれは自分だけのことです。
彼らがスーツケースで席を占拠していたのは電車が空いていたからでしょう。こんな早朝の電車がどういった混み具合になるのか予想がつかなかったのでしょう。また、土埃が着いていたのにも気がつかなかったのでしょう。
気を遣ってスーツケースをどかしてくれた彼ら。そこにひと言、お礼の言葉を発することができなかった自分が無性に恥ずかしくなりました。どこかに「それが当然」と思っていた心が潜んでいました。
そういったひと言が無いことでのネガティブな効果を考えてみます。逆にそういったひと言があることで、どれくらいポジティブな効果があるか。社会とはそういったことで変わっていくのではないかと。
ああ、朝から反省。。 orz