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地方都市の楽器屋が「楽器屋」「小売店」という枠をITを使ってどうやって越えていこう。そんな日々をレポートします。

Yasei Collective 「巻き込み型」ができるバンド

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ヤセイコレクティブというバンドがありまして、ここ2年程とてもお世話になっています。

ジャズが、エレクトロニカやポストロック、ヒップホップ、ファンクなどを吸収してた「ニュージャズ」というジャンルがあるのですが、彼らは、そのエッセンスをもっとポップに広めようとしている感じの音楽。

最近だと2月に行われた渋谷慶一郎さんプロデュースのイベント「Digitally Show」にも出演しています。

このバンドのリーダーでドラマーの松下マサナオさんと、キーボードの別所和洋さんは丸亀製麺のCMのビッグバンド「ジェントルフォレストジャズバンド」にも参加しています。(ジェントルフォレストジャズバンドも、すごい仕事いっぱいしていますので要チェックです。)

松下マサナオさんはTV番組「ゴッドタン」で、おぎやはぎの矢作さんにドラムを教えるみたいな仕事までしています。(よく考えると凄いです。)



東京でヤセイ・コレクティブのライブを見に行くと、とにかくプロドラマーをはじめとする「ミュージシャン」がたくさん見に来ています。ジャズのミュージシャンもロックのミュージシャンも。新人〜有名な方まで大勢で、客席の豪華さにちょっとびっくりします。毎日たくさんのライブが行われている東京で、その場所に集まるハードルはとても高いと思うのです。

「え?この現象は何なんだろう?」と思ったのです。

彼らには「新しさ」があるんです。
いろんな「新しさ」があると思います。
現在進行形の新しさや温故知新からも。

吸収したものから発展・具現化しようとする力が強い人たち。
そこに惹かれるのは頷けます。

彼らはドラゴンクエストIIIの主人公みたいなんです。

武道家:松下マサナオ(ドラムス)Twitter
僧侶:中西道彦(ベース)Twitter
魔法使い:別所和博(キーボード)Twitter
勇者:斎藤拓郎(ギター・ボコーダー・サンプラ等Twitter

みたいな、キャラクター的な要素があって、彼らが経験値を積んでいく様子を見るのが楽しいし、この記事のタイミングで知った人も今なら、彼らのストーリーを追いやすい。流れがグンと強まっているから、展開のスピード感もおもしろいと思います。
こうやって、映画や漫画、小説を紹介するみたいに紹介できるバンドは、大きくなるんですよね。

彼ら自身はSNSにはあまり力を入れていない...と思います。
その代わり、発信力がある友人が多く、そういう結果が出せていることが本当に面白い。彼らをフォローしていなくても、情報が入ってくる。
こういう「巻き込み型」は本当に難しくて、手法や技術じゃなくて、その人を応援したくなるような「人柄」が必要。音楽のジャンルとしてはマイノリティーな位置にいながら、パスピエやACIDMANをはじめ、ロック関係の人との絡みの多さと、ファッションやデザインの方向までも響いている。自分たちが好きな事を追求して行く事は大切ですが、こんなにまで、その熱量を結果で伝えている例って、本当に少ないと思うのです。

4月6日にニューアルバムが発売するそうです。
まだ、タイトルとジャケットのみの発表。
Lights  Yasei Collective

是非、彼らの動向をご確認ください!
https://twitter.com/yaseicollective
https://www.facebook.com/YaseiCollective/
オフィシャルサイト http://yaseicollective.com/

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