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地方都市の楽器屋が「楽器屋」「小売店」という枠をITを使ってどうやって越えていこう。そんな日々をレポートします。

ヤマハの新ジャンル製品「ドラム用ガジェット」EAD10が凄い人気!

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こんにちは愛知県で楽器店・楽器メーカーを営んでいる白井紀充と申します。

楽器屋として、今、とても面白いことが起こっているのでご紹介します。
本日YAMAHA Electronic Acoustic Drum Module EAD10という新製品が発売しました。
税込み49,680円という価格ながら、私のお店でも予約が殺到し、20台仕入れたうち現在残り1台という、ドラムというジャンルでは驚異的な数字です。
製品としては、持ち運びが可能なドラムセット用の「マイク&レコーダー+エフェクター+電子ドラム」という構成ですが、スペック云々よりも、ドラマーがドラムという楽器とどう付き合っているかを考え抜いたような楽器でした。

ヤマハ公式のYouTube動画を見るとこんな感じです。

アコースティックドラムに簡単に取り付けて、エフェクトで音質を調整し、iPhoneにつなげることで好きな曲にあわせて動画を撮影。YouTubeやInstagram、Facebookなどにシェア出来ます。

EAD10にあわせて紹介されているYAMAHAのiOSアプリ Rec'n'Share も秀逸で、iTunesなどiOSに登録された楽曲のテンポを自動で割り出し、演奏用のメトロノームを追加できます。
https://itunes.apple.com/jp/app/id1162569825?mt=8&ign-mpt

ドラムを演奏する人の中には、練習スタジオで個人練習を楽しむという層がいます。
ドラム=バンドという形を想像しがちですが、1人でドラムを練習するのも実は楽しいんです。練習用としてストイックに使ったり、SNSに手軽にUPしたり、スマホではなく、PCやMacにEAD10をUSBで接続しデモ音源を作るという目的にしたり。ドラマーによって魅力に感じるポイントは様々。機能自体はシンプルなので、一番欲しい機能+αの部分も把握しやすいというバランスもすばらしいです。

今のドラマーが音楽を楽しむ為に何をしたいのか。楽器なので「モノ」なのに、とても「コト」を感じる楽器でした。
私が紹介している動画はこちらです↓先日の関ジャム 完全燃SHOW 「もっと知ってほしい すごいドラムの世界 」という特集でもTwitterでの反響が凄かったのですが、 最近何かと注目されている「ドラム」。興味がある方は、お時間ある時に是非御覧ください。

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