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地方都市の楽器屋が「楽器屋」「小売店」という枠をITを使ってどうやって越えていこう。そんな日々をレポートします。

売る場所についてもう一度考える

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今日から、愛知県豊橋市にあるカフェ APOLLO COFFEE WORKS さんにCDを置いてもらうことになりました。前回のBLOGに書いた、ライブ会場で「直売」をしているCDでクラムボンの「モメントe.p.」というCDです。武道館アーティストの手売りなので、サイン会の規模も大きく、その運営もとても勉強になるのです。

クラムボンというバンドが、メジャーレーベルである日本コロムビアから離れて「自分たちでやってみる」という「インディーズ」の試みをしています。インディーズですが、レコーディングはしっかりと良質の人とスタジオでメジャーの頃と変わらないお金をかけて。さらにCDジャケットもメジャーでは普通難しいことをしっかりと手をかけて。メジャーでの経験がしっかりあるからできるインディーズの形ですね。詳しい説明は、mitoさんのTwitterがわかりやすいです。

リンク先にあるように2月27日にライブ中継があります。

前回と前々回、Blogに書いた

  • 小売店に協力してもらうことで、小さな会社が直売よりも幅広く販売することができること。
  • 直売だから通常の流通の規則では出来ないことが出来るというメリットがあるということ。

私のドラムブランド Shirai Keet を、小売店に卸して販売する理由。
クラムボンのライブを名古屋見て、直売の良い部分をBlogに書きました。

その後、ツアーを回って浜松に来るまでに、「CDショップじゃない場所にCDを置く」という話になっていて、「どこに置いたらよいのかを一般の人に聞く。自薦他薦問いません。」という話になっていました。

これ、面白いです。

*この発想にスムースに至る流れもクラムボンにはあるので、詳細は後ほど→ ググッて ください。

僕たちは、普通CDショップではない場所にCDを買いに行きませんよね?

「ここに行ったらありそうだな。」そう思って、そのジャンルのお店に行ったけれど無くて、店員さんには聞かず、ネットで探す。
小売業界では「リアルショップ」と定義付けられる「実店舗での小売」が抱える問題って、こういう部分大きいと思います。このあたりをどう解決するかを色々な人が考えています。僕も、色々考えます。でも、それって違うかもって思いました。

今回のケース。

目的のモノが置いてある場所がわかって、そこが気になる素敵な場所だったら。

行きたいですよね。好きな人は、目的のモノが置いてある場所が分かっているんです。SNSによる告知でファンは知っている。
素敵な場所なら素敵な場所のファンもいて、そういう人を巻き込む事もできる。

今回のライブ直売はどうしてもライブに行くことが難しい人もいます。そういう人の受け皿となる、ちょっとしたイベントにもなりますよね。

リアルショップに何が大切かって。「素敵な場所」であること「ワクワクする事ができる場所」であることすよね。

直売にした理由の一つに、流通上のルールで出来ない事があるなら、別の場所を考えるのも良いかもしれないと思った出来事でした。

http://apollocoffee.com/

愛知県豊橋市西高師町沢向20
営業時間:水~金13:00-18:00
営業時間:土・日10:00-18:00
定休日:月曜日・火曜日(*臨時休業あり)

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