NEC ExpEther
NEC、PCIe機器をイーサ経由で外付けできる「ExpEther」商用化、阪大に600台先行納入
PCI-Expressの電気信号をEthernetのケーブルで延長する技術ということですが、PCI-Expressに対応した機器同士を遠隔に接続できるということのようです。
私的にはこの技術はThunderboltとかぶるというかケーブルのメディアが異なるだけで目的はほぼ同じように感じられますがどうなんでしょう?
日本でのプレゼンスはともかく世界的にみればIntelとAppleが強力にプッシュしているThunderboltの方が勢いがありそうですが、このExpEtherのThunderboltに対する強力な売りは何かあるのでしょうか?
話は変わりますが、Thunderboltが最初に噂されていた時、PCI ExpressとDisplay Port以外のプロトコルにも対応するということで10G Ethernetの代わりにならないかと期待したのですが、完全に期待が裏切られました。
自宅のPCはFreeNASで構築したストレージサーバーと1G Ethernetで接続していますが、性能的に完全満足とはいきません。
ボトルネックは完全にネットワークのバンド幅です。
しかし、10G Ethernetは個人で構築できるレベルの値段ではありません。
代替としてThunderboltに期待したのですが、いまの所期待はずれです。
このNECのソリューションとは真逆のIP over Thunderboltがあれば私的には嬉しいのですが、Thunderboltに直接対応したストレージソリューションを各ベンダーが提供するというのが方向性のようです。
それはそれでひとつの方向だとは思いますが、ZFS(RAID-Z)+iSCSIで遊びたい私としてはやはり出来合いのソリューションは面白くないと思ってしまいます。