使われないシステム
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電子政府構想は無駄遣いの温床: 8754万円の電子申請システムが4年間使われず
動かないコンピュータなら雑誌の特集記事にできますが、使われないシステムとなると記事にして話を膨らませるのは骨が折れそうです。
このシステムが利用していたであろうDBMSなどのミドルウェアのベンダーにとって、これほど利益率の高い案件はないですね。
何せ保守費用が何の対価であるかといえば、稼動中に発生する可能性のあるトラブル対応等に対する対価なので、稼動していなければ、トラブルが発生するはずもありませんし、プロアクティブなパッチ提供などの必要もありません。
ひょっとしたら、そういう案件を狙い撃ちしていたソフトベンダーもあったかもしれません。
営業的にはうれしいかも知れませんが、担当の保守技術者にとってみれば、安心できる反面、何か空しい感じは否めません。
昔、新システムの切り替えの際に立会いをすることがしばしばありましたが、本番稼動でトラブルのはそれは、いやなものですが、かといって、稼動システムが閑散としている状態は、何かさびしかったのを思い出しました。
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