Windows 7 Beta
いろいろな所で、比較的評価が高かったので、自分のマシンにもインストールしてみました。
始めは、余っている古いノートPCに入れてみようかとも思いましたが、メモリー容量も1GBに満たないし、ディスクの性能、CPUとも低いマシンなので、あんまりやる価値がないかなあということで、自宅のVistaマシンを思い切ってアップグレードしてみました。
基本的には大したことをしていないマシンで、ウェブ参照が中心で、たまに、iTunesで音楽を聞いたり、DVDを見たり、DVDをリッピングしてAVIファイルを作成したり、その作成したAVIファイルを見たりという用途のマシンです。
アップグレードは、それなりの時間がかかりましたが、とりあえず無事に終わりました。
評判では、非常に軽快に動作するということでしたが、メモリーも4ギガ積んでいるし、CPUもクロックは低いとはいえ、クワッドコアなので、そもそもVistaでもそんなに遅いと感じたこともないので、明確な違いは感じられませんでした。若干軽いかなと時たま感じる程度です。
しかし、とはいえやはり問題点がいくつかでてきました。
1つ目は、Google Cromeが動作しないこと。
どこかのWeb上での報告では、64bit版は、動作しないけど、32bit版は動作するとなっていましたが、アップグレード後にクイック起動メニューから消えていました。
一度、アンインストールして、再インストールしてみましたが、インストールが途中でこけてしまいます。
Cromeの軽快さに慣れたあとに、IE8を動かすと、そのもっさり感、ちょっと耐えられないです。
そのIE8もIE6,7に比べて、高速化が図られているとの鳴り物入りでしたが、速くなっているとは全く感じられず、私の中では、NGです。
もうひとつは、IE互換モード(既定は、互換モードではない)にしないと、ちゃんと表示しないページが結構たくさんありました。
しょうがないので、互換モードでしばらく動かしてみましたが、それでもIE6,7では、問題ないのに操作がうまくいかないページがありました。 互換性の問題なのか、そのページがIE6,7しかサポートしないようチェックしているのかは、定かではありません。
2番目の問題は、ram diskのソフトの設定がアップグレード後に消えてしまいましたので、再設定する必要がありました。 しかし、その再設定後、しばらくは正常動作していましたが、突然、デバイスとしては、存在するけれども、フォーマットされていないという警告メッセージがでるようになりました。 これは、IEからファイルのダウンロードが全くできなくなったので、その原因を究明する中で、発覚しました。
これも今後再発するかしばらくモニターする必要がありそうです。
3番目の問題は、ISOファイルをマウントする仮想ディスクソフトが動作しません。
これは、この仮想ディスクソフト(Deamon Tool Lite)がSCSIのエミュレーションを行うためのドライバが必要だとのことですが、そのドライバがWIndows 7上でうまく動作しないようです。
これは、アップグレードプロシジャ内でレポートされる互換性リストにもはっきりと書かれており、現状はワークアラウンドを含めて、対処法は、なさそうです。
あとは、マイナーな問題ですが、HandBrakeというDVD形式の動画をH.264で圧縮した動画ファイルに変換するソフトが動作しません。
ということで、全く問題がないという淡い期待は裏切られましたが、XPからVistaへの移行の際に様々なアプリケーションの動作に問題があったのに比べると、ずっと問題は少ないと感じています。
ここであげた問題も製品版では、問題なくサポートしてもらえると思いますので、正式リリースの後、比較的早期にアップグレードを実施する予感がします。