アイドルから脱出するべきか?
みなさん、「さくら学院」を御存じでしょうか?
ボクがゲームコレクターということから、「『サクラ大戦』の間違いでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんけど、『サクラ大戦』ではなく「さくら学院」です。どうでもいいことですが、そういえば、『サクラ大戦』と「さくら学院」は音的にも似ていますね。ちょっとそこの方、「さくら水産」とか言われても何も答えられませんよ。
さて、「さくら学院」ですが、日本のアイドルユニットの一つです。『アイドルマスター』のようなゲームからの派生キャラではなくリアルなアイドルです。アイドルユニットと言うと、先日も総選挙で話題になった「AKB48」や独特なパフォーマンスで有名な「ももいろクローバーZ」、すでに老舗とも言える「モーニング娘。」などが有名ですが、今やアイドル戦国時代なので、テレビ番組に出演している有名な人が実はアイドルユニットのメンバーだったということもままあります。川島海荷さんが「9nine」のメンバーだったり、桜庭ななみさんが「bump.y」のメンバーだったりしますけど、ユニットよりも個人の方が有名のように感じます。まぁ、これは個人的な感想にすぎませんが。
「さくら学院」もジュニアモデルや子役として活動していた方が多いようで、そちらでの活躍を見ている方も多いかと思います。元「可憐Girl's」の武藤彩未さん、中元すず香さん、『nicola』の専属モデルの松井愛莉さん、サントリーフーズの「なっちゃん」のCMで7代目なっちゃんとして出演していた三吉彩花さんも「さくら学院」のメンバーです......いや、でした、の方が正しい方が沢山いました。「でした」と書いてしまう理由はこの後で書きます。
「さくら学院」は2010年に結成されたアミューズ所属のユニット。学校生活とクラブ活動をテーマに各々の個性を発揮していく成長期限定ユニットで、義務教育終了と共にメンバーが卒業をするという、しっかりのした設定とルールに基づいて活躍しているアイドルユニットです。
さくら学院 http://www.sakuragakuin.jp/
彼女たちは「さくら学院」として活動しているのですが、クラブ活動として、クッキング部「ミニパティ」、バトン部「Twinklestars」、重音部「BABYMETAL」、帰宅部「Sleepiece」、新聞部「SCOOPERS」などの活動があり、それぞれのユニットでの曲を持っています。
2012年3月に最上級学年の武藤彩未さん(生徒会長)、三吉彩花さん、松井愛莉さんの3人が卒業してしまったため、武藤彩未さんがセンターを担当していたバトン部、三吉彩花さんと松井愛莉さんのユニットだった新聞部の今後の活動が気になるところです。
4月の時点でメンバーは中元すず香さん(2代目生徒会長)、堀内まり菜さん(副生徒会長)、飯田來麗(らうら)さん(副々生徒会長)、杉崎寧々さん、佐藤日向(ひなた)さん、菊地最愛(もあ)さん、水野由結さん、田口華さん、磯野莉音(りのん)さんの9人構成だったが、5月には新メンバーとして野津友那乃(ゆなの)さん、大賀咲希さん、杉本愛莉鈴(まりり)さんの3人が転入して再び12人になったため、今後、クラブ活動に変化があるとは思うのですが......それにしても難しい名前の子が多いですね。いまだに漢字を覚えきれません。
最近一番積極的に展開している重音部「BABYMETAL」は、アイドルとしてはかなり特殊なヘヴィメタルをテーマにしたユニットで、広島県の魅力をアピールする活動「おしい!広島県」(http://oc-h.jp/)で「おしい!委員」を務めている中元すず香さんがセンターを担当し、TVKテレビの音楽番組「SAKUSAKU」(http://www3.tvk-yokohama.com/saku2/)でランキングガールをやっている水野由結さんと菊地最愛さんがダンサーとして参加しています。
と、ここまで読んだ方はきっと、「この人はどこまでアイドルのことを語り続けるのだろう?」と思ったことでしょう。実際、ボク自身、ゲームの知識はある程度あるつもりですが、アイドルの知識はほとんどありません。あったとしても、テレビで見たアイドルのことをちょっと知っている程度です。「さくら学院」というユニットについても、以前からTVKテレビの「SAKUSAKU」を見ていることから、由結・最愛コンビや番組内で流れるPVでグループの存在を知る程度でした。
3月末にtwitterを見ているとNTTフレッツ光の広告が表示されました。その広告が「飛び出せ!光の天使お外へ脱出ゲーム」のバナー広告。脱出ゲームは仕事で色々と関わっているので、ふと気になってクリックしてみると、フラッシュのゲームが始まりました。「フレッツ光のCMの子たちを扱った脱出ゲームかぁ」と思いつつも、吸い込まれるようにゲームをスタート。光の天使のメンバー、ひなたちゃんがいたずらをして仲間の天使を密室に閉じ込めてしまったので、光の天使の先輩となって脱出を手伝ってあげるという内容。3ステージ構成で、1面ではすずかちゃんと一緒に脱出を試み、ステージが進むと、まりなちゃんやゆいちゃん、もあちゃんと合流して、お外への脱出を目指します。
【光の天使 お外へ脱出ゲーム】 http://www.hikarinotenshi12.jp/escape/
ネット上で脱出ゲームを見つけるととりあえず手を付けてみるのですが、ゲーム中に詰まってしまうとその時点で興味を失ってしまいます。最近の脱出ゲームのトレンドは、最終的に攻略サイトを見て解くということもあるのですが、わざわざ全ての脱出ゲームで脱出するまで遊ぶ必要があるかというと、そうでもありません。ゲーム内に興味の対象がないとどうしても途中で投げ出してしまうのです。これは自分自身がゲームと向き合った時に感じたことであるとともに、開発に携わっていても常に感じることです。脱出ゲームは比較的簡単に作れると思われがちなのですが、本質を掴んで作るのは本当に難しいのです。
その点、この脱出ゲームは自分が先輩となって女の子たちに頼られながら脱出を目指し(先輩の性別はゲーム中に出て来ないのでどちらの性別と想像するのも可能)、しかも、仕掛けている方も女の子なので、脱出ゲーム特有の殺伐とした感じは全くなく、気持ちよく最後までゲームを進めることができました。この時点でボクの認識は、「由結・最愛コンビが出ているということは、これって「さくら学院」なの?」という程度。まだ、「光の天使」と「さくら学院」の間に何のつながりも認識していませんでした。
でも、なんとなく「光の天使」の存在が気になっていたんですよね。
光の天使ポータルサイト http://www.hikarinotenshi12.jp/
そして、5月になると、「さくら学院」にハマりました。
まずは、「さくら学院」のブログをチェック。「さくら学院」のブログは、他のアイドルや芸能人の方のブログとは違い、学院日誌の画像がアップされているのですが、個性的な手書き文字で日常のことが綴られています。芸能人のブログには、絵文字を使ったスタイルのモノが沢山ありますが、絵文字というものは個性があってもどこか機械的なところを感じてしまいます。そのため、手書きというものが新鮮であり、とても親近感を持って読むことができました。
続いて、動画をチェック。YouTubeやニコニコ動画には公式の映像がたくさん置いてあるので一通りチェックしてみると、メンバーの個性が更に伝わってきます。まぁ、成長期限定ユニットというだけあって、短い期間の映像であってもかなり変化があるため、どの部分が最近のメンバーの個性なのか判断をするのが難しいのですが。
さくら学院公式チャンネル http://ch.nicovideo.jp/channel/ch1008
無料で経験できるモノを複数触れている内にコレクター魂がうずき、夜な夜なiTuneで曲を購入する日々。PVだって購入してしまいます。昼は移動中にiPhoneは「さくら学院」の曲のヘビーローテーション、夜はPVを含め、映像関係のチェックに余念がありません。その結果、「さくら学院」について上記のような説明ができるような立派な大人になれました。
もう、ここまで来るとある意味、恋ですね。アラフォー独身の心はかなりかき乱されてます。すぅさんだったら、こんな時こういうこと言うかな? まりなちゃんは、何を言われても妄想しちゃうのかな? ねねどんだったら、食べモノにひたすら興味を持っちゃうのかな? ゆいたんともあもあは、やっぱり掛け合いをしてくれるのかな? 日々、そんな妄想が繰り広げられ、眠れない状態が続く中、時間もかなり経過していて、気が付くと6月になっていました。ヤバイです。本当にヤバイです。アラフォー独身がアイドルにはまって生活が乱れる日々というのは......。
で、眠れない日々が続いた結果、6月9日にフレッツ光のサイトで光の天使の脱出ゲームの第2弾が始まりました。
【光の天使お外へ脱出ゲーム 第2弾】 http://www.hikarinotenshi12.jp/esc2/
実は、上記の経過の途中、「さくら学院にハマる」前に知人を通して開発の方から連絡があり、脱出ゲームの第2弾については、脱出部分のギミックとシナリオを担当させてもらっていたのです。と、書くと、ここまでの話が全部ビジネス的な話だと思われてしまうかもしれませんが、この1ヶ月間は本当に楽しくて楽しくてしょうがありませんでした。社会人としてあるまじきことかもしれませんが、ボクの場合、自分が対象となるモノに対して如何に好きになるかということが、そのまま結果として反映してしまうのです。自分が欲しいモノ、遊びたいモノになっていなければ、作っていてもしょうがないと思ってしまうのはコレクターの性なのでしょうか。
その点、今回の脱出ゲームは、自信を持ってお贈りできます。マニアックな脱出ゲームファンの方には謎解きの難易度的に物足りないと思ってしまうかもしれませんし、時間的な制約から完璧な形とは言い切れませんけど、多くの先輩天使さんたちにとって、とても居心地の良い密室になったと思っています。まぁ、脱出ゲームとして居心地がいいのはどうかと思いますが、やっぱり彼女達とは楽しく脱出したいじゃないですか......。
今年は、1月にゲーム雑誌「ニンテンドードリーム」で連載を始め、3月に開発に携わっていたニンテンドー3DSの『女の子と密室にいたら〇〇しちゃうかもしれない。』が発売され、5月には初の電子書籍「ゲームコレクター・酒缶のファミ友Re:コレクション1」(http://www.pubooks.jp/item/detail?id=386)を発売できて、6月には今回の脱出ゲーム。仕事で好きなことばかりを経験できて、本当に幸せです。お金が全くついてきませんけど。
『光の天使お外へ脱出ゲーム』をプレイすることで、フレッツ光のことを知っていただくことはもちろんですが、「さくら学院」の魅力を少しでも多く感じていただければ本望です。沢山の方が興味を持って遊んでもらうことは大変うれしいことですが、ぜひぜひ「さくら学院」のファンの方々にもファングッズの一環としてぜひ遊んで欲しいです。あと、「さくら学院」を楽しんでいるこの状況からまだまだ脱出したくない......やっぱり、公開授業(「さくら学院」のライブのこと)を父兄(「さくら学院」でファンのこと)参観しないとなぁ。もう年齢的に父兄で間違いな(以下略)。
「さけかんの ゲームコレクターレベルが あがりました!」