ソーシャル時代のケータイゲームPS Vitaがプリペイド3Gを選ぶ理由と勝算
2011年12月17日発売と発表された、PlayStation Vita。そもそもスマートフォンの時代にケータイゲーム機なんて要らないのじゃないかという見方もあるなか、日本では、3G のネット接続を「プリペイドデータプラン 20h」980円(税込)からで始められるという低いハードルで登場させました。
PS Vita、12月17日発売 キャリアはドコモ - ITmedia ガジェット via kwout
128Kbpsという低帯域なのを危惧する声もあるようですが、ソフトウエアダウンロードはWi-Fiで行い、3G はネットワークゲームでのデータのやりとり専用という使い方にすれば問題ないでしょう。むしろ、携帯電話帯域の圧迫で使い心地が悪化するよりはよっぽどいいと思います。
クレジットカードや銀行引き落としといった、ゲームファンの中心層には大きな障害となる契約の縛りを課さないというのも重要なポイントです。手軽に遊べる、そして3G回線はなるべく使わず節約して遊べるという仕組みは、中高生にも受けるでしょう。また、既存の定額データプランSIMも利用可能 ということなので、ヘビーユーザーも納得いく料金で楽しめそうです。
PS Vitaに勝算あり:
私は、PS Vitaが人気を得て、スマートフォンでない携帯ゲーム機の存在意義が続くと予想します。
というのも、ゲームのヘビーユーザーにはより強力で専用のハードの方が有利な点が多いからです。もちろんスマートフォンの方が向くゲームもあるでしょうが、あるジャンルおいてはダイレクトに押せる物理的ボタンが重要であり、ある程度まとまった数同じハードが世に出る、つまりゲーム専用機の必然があるからです。
またPS Vitaは、10代、20代の「スマートフォン」となりえる可能性があります。音声通信は「ガラケー」で済ますとして、Web閲覧や動画再生はケータイゲーム機を使うそんなスタイルが広がりつつあります。ゲーム機のスマフォ化は使っていない人にはぴんときませんが、子供を見ているとリアルなのだと実感します。
ひとまず期待して、なるべく早く手に入れてその仮説を検証したいと楽しみです。(すぐに子供に取られるのですけどね。)