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モバイルコマース5つのトレンド

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日本でもモバイルコマースは増々勢いを増しており、特に20代の女性利用率は、半数を超えているとの調査結果もあるようだ。モバイルコマースの分野における投資やイノベーションは、多くの人の考えている以上に進んでいる。

今回はこのブログでも何度か取り上げてきたmashable.comに、アメリカにおけるモバイルコマースのトレンドの記事を参考にモバイルコマースのトレンドを紹介したい。

Mashableに提供された最新の調査結果は、アメリカに住む18歳から64歳までの801人を対象にして行われた。(この調査でいう“積極的に利用”は広い意味で使われ、モバイルの地図を使うといったことも含んでいる)。

そして、調査対象のうち、660人はスマートフォンを所持しており、残りの141人はフィーチャーフォンを持っており、さらに230人はタブレットも持っていた。以下がその調査結果の中でも重要なポイント:モバイルコマース5つのトレンドである。


1. モバイルコマースは増加する


  • スマートフォンオーナーの47%、タブレットオーナーの56%は、モバイルデバイスでの買い物をこれからさらに増やしていくと答えている。

  • スマートフォンオーナーとタブレットユーザーのほぼ半分が、モバイルデバイスを使った買い物には色々なメリットがあり、アプリやウェブサイトがさらに使いやすくなれば利用者はもっと増えるはずだと感じている。


 

2. デバイスによって支払方法が異なる


  • スマートフォンユーザーの3分の1は、自分のモバイルデバイスを使って支払いをしているのに対し、フィーチャーフォンユーザーではその割合は10%以下になる。


 

3. バーチャルウォレットは人気上昇中


  • スマートフォンユーザーの20%が自分のデバイスをバーチャルウォレットとして用いたことがある(おそらくそのうちの多くはStarbucks appを使ったと思われる)。さらに28%はこれから使ってみるつもりだと答えている。タブレットオーナーの4分の1は、店頭での支払いの際にタブレットをバーチャルウォレットとして使ったことがあり、39%はこれから使ってみたいと考えている。

  • バーチャルウォレットについて反響が大きかった過去に私が書いた記事:Squareが新たな決済サービスを開始:店に名前を伝えるだけで支払い完了!


 

4. モバイルクーポンとバーコードはますます普及


  • バーチャルウォレットは普及しつつあるとは言え、スマートフォンとタブレットのユーザーの多くは、これからのデバイスの使い道として、製品に関する情報収集(55%から57%)、モバイルクーポン(53%から54%)を挙げている。スマートフォンとタブレットのオーナーの半数近くが、製品に関する情報を得るためにバーコードをスキャンすることが増えたと答えている。ここ数年の間に、バーコードスキャンによるサービスの提供はメインストリームになる。


 

5. 最大の障壁はセキュリティとユーザーエクスペリエンス


  • 多くの人が、プライバシーと資産に関するセキュリティ面の不安から、モバイルコマースの利用をためらったり、制限したりしているようだ。スマートフォンとタブレットのオーナーの60%以上が、自分のデバイス上でそういった情報をやり取りするのが安全ではないと感じている。このようなデータは、セキュリティに関する一層十分な情報提供の必要性を強調していると言える。

  • スマートフォンユーザーの54%、タブレットユーザーの61%が、モバイルアプリもウェブサイトも非効率的で使い勝手が悪いと感じており、当然こういった手段での支払いを避けている。


 

まとめ

以上はアメリカでの調査だが、セキュリティへの不安や、使い勝手への不満が利用率の低下に直結する状況は日本でも同じ。使うデバイスによって利用状況が変わってくるというのも興味深い結果だ。アプリケーションやサービスの開発に際して参考になれば幸いだ。

また、バーコードの利用もこれからのトレンドとして、非常に興味深いサービスであり、バーコード発祥の地である日本でも、もっと面白くて、使ってみたくなるような情報を提供できるようになったら、一気に広がる可能性があるだろう。

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