調査レポート:米国スモールビジネスはFacebookを積極的に活用
Inside Facebookに、Facebook広告に関する調査結果が出ていた。この調査はスモールビジネスにとって、最大のSNSサイトMerchantCircleによって行われた。この調査は、5,000組のスモールビジネス(78%は従業員4人以下)を対象とした。
注目なのは「66%のスモールビジネスがFacebookをマーケティング目的で使用しているのに対し、そのうちのたった22%しかFacebook広告を使っていない」ことだ。
他にも多くの発見があったが、以下に大事なポイントだけまとめたい。
Facebook 広告に関して
- 66%のスモールビジネスがFacebookをマーケティングに活用
- 94%のスモールビジネスがFacebook広告を認知しているが、実際に使っているのは22%で、このうち65%がFacebook 広告を今後も使う予定
Facebook 広告の継続的な使用の理由で多かったものは、
① 使いやすさ- 66.5%
② 掲載中断可能な点 ‐64.8%
③ ターゲッティングの品質 -53.7%
④ 新規顧客開拓の機会 – 49.3%
Facebook 広告を今後は使わない理由で多かったものは、
① 新規顧客開拓に使えそうにない – 69%
② 費用が合わない ‐ 39%
③ 被クリック数が少ない ‐ 28.5%
クーポン共同購入について
- 9.4%のビジネスがクーポン共同購入をビジネスとして利用したことがあり、そのうち77%が再び利用する予定
- 52%のビジネスがGrouponやLivingSocial等のクーポンサイトよりも、Facebook DealsやGoogle Offersを選ぶ
- Facebookを好む他の理由として、利用者の多さ(26%)、ターゲティングのしやすさ(21%)などが高く、Googleでは、利用者の多さ(42%)、ネームバリュー(34%)がある
ロケーションベースのマーケティングについて
- 65.7%のビジネスがFacebookをプロモーションに利用
- Foursquareをマーケティングに活用しているビジネスはたった7%
まとめ
「Facebook広告を利用したことのある3社のうち2社は、再び利用する」などからわかるように、米国のビジネスではFacebookがマーケティングや広告の最大プラットフォームとなっている。
また、スモールビジネスの興味はロケーションベースマーケティングから、共同購入クーポンへ傾いている。それもGrouponなどではなく、FacebookやGoogleの共同購入クーポンが注目を浴びている。
日本もこれから一年以内に米国のような状況になるはずだ。