裸で何が悪い! - いや、Sunのことです
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この件、あまり関心無いので、別に事件にしなくてもいいじゃないかと思うのですが・・・。
それはさておき、連日のSunネタで恐縮です。
米国の記事はいつもビジネスライクでお気に入りです。昨日のビジネスウィークは「OracleにとってSunの価値って何?」という趣旨のタイトルでLarryの言葉やアナリストの分析を紹介しています。
記事の要旨は以下の通りです。
- Larryは今回の買収について、「過去の買収の中でもっとも重要なソフトウェア資産 - Java - を手に入れた」と語った。しかし、あるアナリストは、「Javaは最高に価値のあるブランドだがまったく利益を生まないソフトウェアである」という。Javaをどうやってカネの成る木にするかがLarryの腕の見せ所だ。精鋭部隊をJavaのライセンスビジネスに携わらせ、Nokiaなどのハンドセットメーカーとの契約を担当させるべきだ。
- Oracleの売り上げの半分以上が保守サービスであり、その利益率は何と90%である。Java言語を抱えることによって顧客を縛り、保守売り上げを伸ばすことが出来るのではないか。
- シティグループのアナリストは、「Sunの事業が利益を生むにはSun社員の4割~7割をカットする必要がある」と分析した。OracleはSunのハードウェア事業を売却した方が良い。利益が出ないため。
- MySQLは、MicrosoftがSQL Serverを中小企業に売る邪魔をするだろう。
- OracleがMicrosoftと対決したいのであれば、IBMとうまく協業した方が良い。
どれもこれも冷静な視点だなと思います。しかし、こうやってSunは丸裸にされてしまうわけですね。それが本ブログのタイトルの意味です。強引ですが。
Javaをいかに価値のある(利益を生む)製品に仕立てるか。これは実に見ものです。ものづくりに精を出すエンジニアの方々もぜひこの機会に米国シリコンバレーの「ことづくり」(覇権ビジネス)をウォッチしてはどうでしょうか。
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