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安倍総理の進退に思う - 「責任を取る=辞める」か?

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ご存知の通り、先日の参院選では自民が惨敗しました。2005年の衆院選では圧勝だったので、この様変わりはいったい何だ?という感じですね。少なくとも、政党で投票が決まるなんてことは既に無いようです。

ところで、民主党の比例代表でトップ当選となった相原氏は、社保庁の悪しき就業ルール「45分働いて15分休憩」を是認しているとのことでびっくりです。民主党に投票した人、知ってましたか?

さて、投票結果を受けて、記者や評論家の関心は「安倍総理は責任を取るのか?」の一点に絞られており、イコール「首相を辞めるのか?」という意図が明確です。

日本だけなのかどうか分かりませんが、マスコミには「責任をとる=辞める」という共通した認識、あるいは、意図的な言葉遣いがありますね。マスコミだけではなく、自民党内部でもそんな「責任問題」が議論されているとか。この場合の「責任を取る」というのはハラキリのような最期をイメージさせます。

私は、自民党が「改革」を訴え続けて選挙に負けたのであれば、民意は「反改革」であるのだから、主導を野党に譲りつつも、自民党は相変わらず「改革」政党であり続ければ良いではないかと思います。それが「責をまっとうする」という意味ではないでしょうか。

国民が与党に改革を期待しているものの、安倍総理や内閣にその資質が無いのであれば交代を考えればよいでしょう。しかし、改革路線を突き進む前提で安倍総裁を選出したのですから、安倍総理に辞めろというのはおかしな話です。

私が解せないのは、「民意が反改革だから自民党は体制を一新して反改革に歩み寄るべきだ」といった空気があることですね。これが最も「無責任」ではないでしょうか。気持ちは分からないでも無いです。いつだって改革派がマジョリティになるのは難しいですから(2005年衆院選を除く)。

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