コマーシャルオープンソースのマグマ
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先日、株式会社シンクイット主催のオープンカレッジに招かれ、日米のコマーシャルオープンソースの動向と事例についてお話をさせていただきました。このシリーズはこれまで技術的な内容が多かったそうですが、今回は先方のご希望もあり、ほとんどの時間をビジネスモデルの話に費やしました。
参加されたみなさんはこのビジネスを大いに研究をされていたようで、質疑の内容もたいへん濃く、中には自らコマーシャルオープンソースを仕掛けようとされている方もおられました。
コマーシャルオープンソースというのは一般のオープンソースと全く異なるれっきとしたビジネスであり、それなりの戦略が必要です。また、今後のIT産業、あるいは、顧客と作り手が一体化する「新ITサービス産業」においては、このモデルを築けないベンダは立ち行かなくなる可能性も高いでしょう。しかも、国境の無いサービス争奪戦です。
そのような変革の中で、参加された方々は研究熱心で野心もあり、非常に頼もしく感じた次第です。日本、イタリア、ドイツといったクオリティ感度に優れた国はこのビジネスモデルに最も合致しており、これからどんどん面白いサービスが発信されるはずだと確信しています。
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