学ぶことを学ぶためのOLPC(100ドルノートPC)
最近のOLPC(100ドルラップトップ)の動向で気になったニュースがいくつかありました。
■一人の子供に一台のノートPCとSqueak - 学ぶことを学ぶためのOLPC
関西オープンソース2007でサイバー大学の阿部和広さんがOLPCやSqueak Etoysに関する講演を行うそうです。会場が大阪でなければ、私も是非参加させていただきたいところです。
関西にお住まいの方は、この機会に是非ご参加の上、OLPCの小型ノートPC「XO」や、搭載されている革新的なソフトウェア「Squeak Etoys」のすばらしさを体感してみてください。そうすればきっとOLPCやSqueak Etoysが目指している未来を知ることができると思います。
参加には事前登録が必要らしいですが、当日の飛び入り参加も可能らしいです。
日時:11月10日(土)
場所:関西オープンソース2007
参加費:無料
お申込:http://qml.610t.org/squeak/KOF2007.html
■100ドルノートPCのWindows版登場へ
Microsoft社がOLPCの小型ノートPC「XO」で動くWindows XPを開発中とのこと。LinuxやSqueakといったオープンソースソフトウェアが採用されているOLPCプロジェクトだけに、Microsoftの参入はやや微妙な気もするものの、OLPCの目的を考えればOSは何でもいいのかもしれません。様々な企業や団体が、それぞれの意図をもってこうした取り組みに参画することで利用者の選択肢の幅が広がるのは悪くはないですし、今後がたのしみです。
■モンゴル、OLPCプロジェクトに参加表明
モンゴルが政府主導でOLPCプロジェクトに参加し、来年の1月からOLPCの小型ノートPC2万台を首都や地方の子供達に供給するためのパイロットプロジェクトを立ち上げるとのこと。小型ノートPCを配布された2万人の子供達が何を学び、何を感じ、そしてどんな価値を生み出すのか、とても興味深いところです。
こうしたITツールを効果的に利用するには、学校の先生向けの指導者育成トレーニングや質の高い教育カリキュラムなども必要になるでしょう。今後、OLPCを取り巻く様々な教育関連プロジェクト(指導者育成やカリキュラム開発など)が段階的に盛り上がることに期待したいと思います。
一人の子供に一台のノートPCとSqueak - 学ぶことを学ぶためのOLPC
100ドルノートPCのWindows版登場へ
モンゴル、OLPCプロジェクトに参加表明