ソーシャルメディア時代の「交遊抄」
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10月7日の日本経済新聞朝刊「交遊抄」に、私の人生の師匠の一人である堀場製作所創業者の堀場雅夫さんとの交遊について掲載いただきました。最近は、ツイッターの 140文字制限で文を短くまとめることにはだいぶ慣れているのですが、最初に書いた原稿は、規定の文字数の3倍ほどの分量になってしまいました。そこから削りに削って、あの内容にまとまった次第です。
結果的にあの文字数では書けませんでしたが、私が堀場さんに会うことができたのは、偶然ではなく、また私一人の力でもありません。紙面にある堀場さんに引き合わせていただいた「ベンチャーキャピタル」とは日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(NTVP)の村口和孝さんです。その村口さんに引き合わせていただいたのはインフォテリアの創業時の監査役だった(故)藤森洋志さんです。その藤森さんに引き合わせていただいたのは、ロータス時代の上司の柳沼博幸さんでした。
このように、私の経験では人と人との交遊は、単発かつ偶然に発生することはほとんどなく、それまで積み重ねてきた信頼を共有できる人とのつながりの上に成り立っていることばかりです。紙面では全削除になってしまいまいたが、堀場さんとの交遊も、先に触れたように多くの皆さんのおかげです。大変感謝しています。 最近では、ソーシャルネットワークが流行り、ツイッターのような新しいメディアで、簡単迅速に人とのつながりを持てるようになりました。しかし、やはり人と人との直接の交わりを通じて培った信頼のネットワークは何にも代え難いものだと「交遊抄」をきっかけにまた強く感じました。
※本エントリは「笑門来福 Official」のレプリカです。
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