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ソフトウェアは私たちに幸福をもたらすことができるのか

現役経営者と教壇の両立は成立するか?

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 今年の後期から、青山学院大学大学院で客員教授として「技術系ベンチャー経営の戦略と実践」という講義を受け持つことになりました。

 かねてから、米国との比較感において「日本の大学には、産業界の経験者が少なすぎる」と言っていましたが、その声を聞いたある方に推薦いただいて、教壇に立つことになった次第です。まあ、「だったら自分が率先してやれ」ということですね(笑)。

 お話をいただいた時には、本業の経営もあり、しかも業績も十分ではない状況で、先生も無いだろう!と思いましたが、首尾よく行っていない部分も含めて伝える価値があるとのこと。また、教壇に立つのは土曜日のみということ、私自身の考えも整理でき企業の中長期的成長に貢献できるであろうことなどから、奥方の理解を得て土曜日の時間を割いて講義を受け持つことにしました。

 基本的には、私は経営は「方法論」になった時点で陳腐化していると考えているので、そういった理論的なことは学部で学んでいただいて、経験、体験に基づく実践的なことを少しでも伝えることができればと考えています。

 私の10年間の経験を受講していただく皆さんの価値にすること、そして、私自身本業の経営としてプラスにすることが、この新しいチャレンジでの大きな命題です。教壇といっても、本業の方々に比べればわずかな時間でしかありませんが、単なる両立以上にポジティブな効果を出す事ができればと考えています。

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