Wi-Fiルーターを入れ替えたら、MacからAirPlayできなくなった
我が家のInternet環境、特にWi-Fi接続は、以前に書いたように異様な構成でしたが、さすがに諦めることにして、素直に、日本メーカーのWi-Fiルーターに入れ替えました。
すると、通常の接続は快調なのですが、なぜかMacのミュージックアプリからのAirPlay再生で、再生は進むものの、音が出ません。さらになぜか、iPhoneからは再生できます。我が家のAirPlayレシーバーはRaspberry Piで実行しているOSSのShairport Syncですが、ログを見て、iPhoneはIPv6接続で、MacはIPv4接続であることに気づきました。さらに重要な情報もあったのですが、この時に気づきませんでした。
翌日、確認を続けます。なんと、有線接続では問題なく再生できました。ここでやっと気づいたのは、Shairport Syncのログに残る、接続元IPアドレスがおかしいこと。有線接続では正しくMacのIPアドレスですが、Wi-Fi接続ではなぜかWi-FiルーターのIPアドレスになっています。昨晩に気付くべきでした。
この後、色々な組み合わせを調べ、sshでのアクセスでも同じようにIPアドレスがおかしいこと、もう1台のRaspberry Piへの接続では問題ないことから、Shairport Syncを実行しているRaspberryOS (debianベース)の設定の問題まで疑いましたが、違いました。
悪さをしていたのは、新しいWi-Fiルーターの不具合でした。Shairport Syncを実行しているRaspberry Piは、VPNサーバーとしてSoftEtherも実行しているため、WANからポートマッピングしています。試しに、そのポートマッピングを解除したところ、IPアドレスが変わってしまう現象が無くなり、AirPlay再生もできるようになりました。
早速、Wi-Fiルーターの提供元にクレームを入れましたが、いつ直るでしょうか。
ところで、Shairport SyncはAirPlay 2に対応するそうで、Release Candidateになっているので、正式版が近いでしょう。試してみます。
さて、さらに長らく使ってきたAirMac Time Capsuleが壊れたようです。買い替えないと。