オルタナティブ・ブログ > 路の上で >

日頃考えていることをぽちぽち書きます。

Appleの製品発表、California streaming.を見て

»

先週公開されたAppleの新製品発表、California streaming.を放映開始時に見ました。リアルタイムではないものを開始時に見る必要はないのですが、なんとなく気になって。生放映には客の反応があったり、ゲストのやりとりがあったり、もちろん良さがありますが、録画版もキビキビ進むことと、色々な映像を組み合わすことのできる良さがあります。日本語字幕も最初からついていますし。

さて、既に言い尽くされているように、iPhone 13を始めとした今回発表された新製品は、正常進化の状態であり、変化は地味。そのため、今回はiPhoneだけでなく、iPadやApple Watchも同時に発表されたのかもしれません。
また、iPad miniApple Watch Series 7は、CPU (SoC)の説明がありませんでしたし、iPhone 13シリーズも詳細説明はありませんでした。いよいよ正常進化なのかも。また、iOS 15の公開時期もこの発表の中ではありませんでした(公開は今日でしたけど)。

僕はiPhone 13 Proを予約しましたが、理由はカメラ。マクロ撮影に対応したことと、望遠のカメラが焦点距離77mmと、やっと望遠らしくなった(今までは標準レンズの焦点距離)からです。ただ、この望遠カメラを3倍の光学ズームと言うのはやめてほしい。発表時に"optical zoom"と聞いて、本当に1倍から3倍のズームがあるのかと思いました。また上記Webにも「新しい望遠カメラは77mmの焦点距離を採用。3倍の光学ズームで撮影できます。」と書かれていて、望遠カメラ単体で3倍ズームのように読めます。しかし、単に広角カメラの焦点距離26mmに対して3倍なだけで、ズームじゃありません。

フォトグラフスタイルは、昔のカラーフィルムがメーカー毎に個性があったように、好みに合わせられることを期待しています。
そして、今まではひどかったゴーストが改善されているか。

技術的に気になるのは、シネマティックモード。録画時にフォーカスを切り替えるだけならばわかりますが、録画後にフォーカスを変えられると言うことは、画素ごとに距離情報を持っているか、擬似的にそれを作り出していることになります。後者だとしたら、必然的に解像度が落ちると思いますが、どのように実現しているのでしょうか?

残念なのは、相変わらずLightningであること。ケーブルの種類に混乱するとは言え、標準のUSB Type-Cにしてほしい。

僕はiPhone 3G以来、3GSを除いて、発売から間も無く入手してきました。ここ数年、最初の頃のワクワク感は少なくなり、毎年購入するのをいつやめようか考えています。おそらく、完全に正常進化の範囲になってしまったらですね。

Comment(0)