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無料のフォントからOpen Font License (OFL)を知った

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最近、無料のフォントが増えてきたためか、よく聞くようになり、先日も、IBM Plex® typefaceの日本語フォント公開のニュースがありました。
驚いたのは、単に無料であるだけでなく、オープンソース、つまりはフォントデータを生成するソースや生成に必要なファイルも公開されていること。

当然ながらフォントデータのライセンスがあるわけですが、Open Font License (OFL)と言うフォント向けの標準的なライセンスがあることも今回知りました。早速読んでみると、OFL自体は非常にシンプルで、解説のFAQの方がはるかに長いです。シンプルなのは、メタデータでフォントファイルに組み込むことも想定しているためかもしれません。
特徴に思ったのは、フォント単独では販売できないが、何らかのソフトウェアの組み合わせでは販売できること。当然なのは、フォントを使用したドキュメントにはOFLは適用されないこと。
また、Reserved Font Name (RFN)と言う仕組みで、派生フォントにその名前を使わないように宣言できます。上記、IBMのフォントは"Plex"でした。

いつの間にかフォントの世界がこんなに進歩しているとは。とても勉強になりました。

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