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Apple WWDC21 KeynoteとPlatforms State of the Union: ジョークも楽しい

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既にたくさんのニュースになっている通り、先週、Appleの開発者向けイベントWWDC21が開催されました。今年も昨年に続いてオンラインで無料です。
ここのところの製品発表と同じで事前録画なので、後日、KeynotePlatforms State of the Unionを見ました。前者はどちらかと言えば一般向けのApple製品としての機能発表で、後者が開発者向け。

Keynoteはいつもその時の話題の映像で始まります。今年も自分たちのパロディで面白かったけれど、さすがに長かった。たくさんの新機能が紹介されましたが、既に記事になっているので、ここでは書きません。
面白かったのは、映像の文字認識機能"Live Text"のデモで、Craig Federighi氏が撮影しているホワイトボードの内容。彼のジョークはいつも面白く、ホワイトボードのタイトルが"Top secret features for WWDC22"で、"Haircut reminder (use front-facing camera)"とか"Autonomous phone retrieval (Find Me?)"とか。さらにいつもWWDCで発表する次のmacOSのコードネームについて、"NAMING BRAINSTORM"とか。また、Visual Look Upのデモでは、犬を認識して"Akita"と出ていましたが、どう見ても秋田犬ではありませんでした。

さらに、iPadOSのHome screenのデモでは、最初にiPadが上から落ちてきたのをCraigが受け止め、終わりには上に放り投げていました。これを撮影するには相当に失敗したに違いないと思っていたら、最後に"No iPads were harmed in the making of this event."だそうです。失敗したかもしれないけれど、壊れはしなかったようですね。

Swiftは言語仕様として並列性が入りました。毎年WWDCを見る度に、今年こそちゃんと勉強しようと思うのですが、すぐに忘れてしまいます...

全体として見ると、iPhone、iPadやMac等のプラットフォーム間の連携はますます進むとともに、コミュニケーションが機能だけでなくプライバシーでも進歩し、開発効率も上がる、と言うところでしょうか。実際の内容はわかりませんが、発表はGoogleよりうまいと思います。

最後に、WWDC 5日間それぞれの要約映像へのリンクをつけておきます。個別講演のタイトルを見ると、とても興味深いのですが、もはやついていけなさそう。
Monday@WWDC21
Tuesday@WWDC21
Wednesday@WWDC21
Thursday@WWDC21
Friday@WWDC21

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